通常、4両編成で運転されていた3300形ですが、最終日ということで2編成繋げた8両編成を組成し、京成上野駅発京成成田行きの臨時特急“成田山号”として運転されました。
そんな3300形の最後の花道ということで、京成本線京成大久保~実籾間で撮り鉄しました。
せっかくの8両編成なのだから、8両編成が収まる場所で・・・などと考えながら下り電車に乗車し、実籾駅で下車し、京成大久保駅方向へ・・・
習志野2中前の踏切から京成大久保駅方向へ向かった海側線路沿いで撮影開始です。
最初は踏切からかと思ったのですが、マンションの影が気になり、京成大久保駅寄りに移動・・・
では撮影順にどうぞ♪
3400形3421の京成佐倉行き快速
ここは線路沿いの柵が気にならないものの、保健所の影が・・・
3700形3701の回送
京成らしくなかった?3700形もすでにデビューから24年になるのですね・・・
アレが来る前に影がなくなればいいと期待しつつ、道路上の電柱の影も気になり、更に京成大久保駅寄りに移動
3000形3028-1の京成佐倉行き快速
昨年導入(2013年度)の編成です。この編成導入によって3300形2編成(3328~3349と3348~3337)が廃車となりました。
3300形3344の回送
貫通扉種別表示幕の下にはヘッドマークが仕込まれているみたいです。
運転士側前照灯から涙が!
3600形3661の京成臼井行き普通
3600形8両編成化に際し、中間電動車を他編成に供出した編成の先頭車3編成分を寄せ集めて、3700形と同様の電装品でVVVF制御車に改造した編成です。一見、2両編成を3編成繋いだように見えますが、中間に入っている車両は先頭車としての機能はなく、純然たる6両固定編成です。
3500形3549の京成臼井行き普通
見た目は若作りしていますが、実は1974年導入(3500形自体は1972年から導入)の40年選手w
3300形亡き後、3500形が京成電車の最古参になります(初代AE車を改造した3400形があるのですが、あちらは車体を新造しているので、こちらの方が古いです)。
3600形3681の成田空港行き特急
こんな見た目でも1989年導入の編成です。3700形の初期車とは2年も開いてません。
3700形の前はこれが最新型だったということを考えれば、3700形が京成らしくないというのが理解いただけるかと・・・
3000形3011-1の京成臼井行き普通
6両編成だとすっぽり収まるのですが・・・
で、メインディッシュw
3300形3301の京成成田行き臨時特急“成田山号”
8両編成だと後ろの方が架線柱に隠れてしまいますね。しかしこの架線柱、実はこの区間(京成津田沼駅~京成酒々井駅間)が開業した1926年(大正15年)に設置されたものでして、以来90年近く風雪に耐えながらもがんばっているのです。周辺の架線柱はコンクリート製に建て替えられているのですが、なぜかこれだけ残されています。
京成電車では、基本的に同形でも金属ばね台 車の車両と空気ばね台 車の車両は連結しないことになっているようですが、今回はその禁断の連結が実現してしまいました(笑)
気のせいか車高調節機能のある空気ばね台 車を装備する手前4両と、車高調節機能のない金属ばね台 車を装備する後4両で車高に差があるようにも・・・
この日の晴れ舞台のために、前面帯の再塗装や車内床のワックスがけなどをしていたようです。
本来、特急“成田山号”は、1970年代に運転された京急・都営地下鉄・京成直通臨時特急の名称で、京成成田行きが名乗っていました(京急方面行きは名乗らない)。
そんなことからか、運行番号も当時の直通の臨時を示す“S1K”になっています。
途中混雑やら踏切の安全確認?などで、10分ぐらい遅れて通過していきました。
この列車の最後部は・・・
回送時に目隠しされていたヘッドマークがお目見え
3300形としてはこれでピリオドを打つことになりますが、北総鉄道へリースされている7260形も京成からの新たなリース車導入により代替されるようですので、撮影や録音、乗車は今のうちですよ!
こちらはまだまだ現役
3300形、いままで長い間お疲れ様でした。
そのうち、3300形の記事を載せるかもしれません。