富山地鉄の乗車券 | ヘタレ車掌の戯言

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今回の富山滞在で使った乗車券は、通年発売の全線2日フリー乗車券でした。
2日間、富山地方鉄道の鉄道全線とセントラムを含めた市内線(市電)全線が2日間乗り放題で4400円(子供半額)です。年末年始のふりーきっぷ(7日間有効で2000円)よりはお得感がないですが、特急料金も含まれていますので、自由席の特急ならそのまま乗車できます。指定席利用の場合は、座席指定料金が必要です。滞在中は、2枚使いました。

“ダブルデッカーエキスプレス”特急運用時は、ダブルデッカーの2号車が座席指定となります。
始発駅からの乗車であれば、事前に富山乗車券センターなどで確保することもできますが、当日無人駅からの突発的な乗車もありますので、その場合には車内で車掌(アテンダントもこなす女性)から購入します。車内では、座席表と着席している座席を照合して発行します。
“車内発行”というのはあまり他社では聞かないですね。
普通は“(発行乗務員所属部署)乗務員発行”かと思いますが・・・ 
 
 
電鉄富山駅構内の富山乗車券センターの入口にこんなポスターが貼ってありました。
1377758676531.jpgせっかくならと増収に協力するためにもと何種類か収集目的に買ってきました。

まずは硬券入場券
以前の記事で、富山地鉄には硬券がないようなことを書いたと思いますが、実は電鉄富山駅では、富山乗車券センターで大人入場券を発売しています。ただ、昔ながらのダッチングマシン(日付を入れる器具)ではなく、ゴム印の日付印で日付を入れているのが・・・
もっとも最近では、ダッチングマシンが製造されていないという話もあるようですし、やむを得ない所ではあるかも知れません。

普通乗車券
硬券ではなく、何枚か綴りになっているものをミシン目でちぎって発売する軟券です。
このように日付以外は予め印刷されている常備券と、着駅名がゴム印で捺されている準常備券がありますが、準常備券の方は、額面が高い駅ばかりなので買いませんでした。

特急乗車の際に必要な特別急行券は、料金の違いによって3種類あります。 
まずは大人全区間乗車用(200円)
 
 
こちらは大人途中乗降用あるいは小児全区間乗車用
この他に小児途中乗降用(50円)があります。

最後にこんなものまで

特殊補充券
有効区間・使用条件などにより、常備されていない乗車券などを発行する場合に、 手書きで発行する券です。かつては、身障者本人と介添人の割引乗車券などでこのような補充券を発行していましたが、現在は小児乗車券で代用可能となっている事業者も多くなりましたので、あまり見かけなくなりました。
ワタクシの会社でも、かつてはこのような乗車券がありましたが、発行実績があまりにも少なく、納品されてから20年以上も残っているものがありました。
有効区間などは購入時にオーダーできます(希望を聞かれます)ので、一番安い区間の小児で発行してもらいました。

売り上げに貢献とはいうものの、定期券やえこまいかを扱っている窓口でもありますので、並んでいる時などはなるべく避けて買いましょう。