マニュアル通り、周囲の人に同調することで普通の30代女性を演出する古倉さん。コンビニ店員としてマジメに勤務し、店長目線で見なくてもかなり優秀なスタッフとして映ります。
マニュアル通りに行動するって、ただマニュアルを覚えればいいというわけではありません。いかに正常な部品(スタッフ)として求められていることに反応するかが重要で、「なんでみんなと同じ行動がとれない?」「どうしてマニュアル通りにできないの?」と、何度も怒られた経験がある私には、難しいことに感じます。求められていることを素早く、正確に、過不足なく。余計なことを考えず、とにかく慣れること。
-
作品の中では、コンビニ生活に慣れ、普通である自分を守るために暴走する古倉さんの、婚活目的でバイトを始めた新入りの白羽との“普通ではない関係”にもハラハラさせられ、一気に読みました。
- そして、昨日の夕方。美容室で読んだのが『&Premium特別編集 おいしいパン案内。』で、こだわりのあるパン屋さんの記事にワクワクしました。幼稚園の頃、「大人になったら何になりたい?」と聞かれて、美味しいパンとケーキが好きな私は「パン屋さん」と答えたことがあります。
- パンの香りときれいなケーキに囲まれたら幸せだろうなぁ……と思っただけですが、これだけ個性的なパン屋さんがたくさんある中で商売を続けていくのは、本当に大変なことだと今の私には分かります。
空気を読み、あえて個性を消すことで生き残る道を見出したり、誰にもマネできない個性で勝負して自分だけの道を探してみたり……。中途半端が許されない時代ということでしょうか。
そうそう、中目黒から代官山に歩いている途中、鎗ヶ先交差点にあった雑貨屋さんが薬局になっていました。それにしても、コンビニと薬局は、どんどん増えていますね。
- コンビニ人間/村田 沙耶香
- ¥1,404
- Amazon.co.jp
- & Premium特別編集 おいしいパン案内。 (マガジンハウスムック)/マガジンハウス
- ¥1,296
- Amazon.co.jp






