先日、時計好きの知人(アンティークのレベルソとか持ってるような人)と話をしていた際、「いま欲しい時計は何ですか?」と聞かれて、思わず考え込んでしまいました。
欲しい時計はなくはない。セイコーの61スピードタイマーとかビーバレルのセンターブリッジトゥールビヨンとか。
でも、じゃあ次はそれを狙っているのかと聞かれたら、実はそうでもないのですよね。前者は既に1本持ってるし(ただし外装の状態はイマイチだし、デザインもあまり好きくない)、後者も透けビヨンを先日買ったばかりなので(こちらはセンターブリッジではなくフライングトゥールビヨン)。
結局、「もう買い尽くしたから欲しい時計は残ってないです」というのがそのときに私が出した答えでした。なんか寂しい気もするけれど、それが本音なのだから仕方ない。
問題はこの状態からどこに向かうかです。昨日も書いたとおり、本格アンティークに手を出すつもりはない。現行品にも興味ないし、そうするとあとは何が残るのだろう?
いや、それはもう残ってないというのが答えだったはず。だとすると、私がこれからもこの趣味を続けていくためには、欲しいから買うというこれまでのあり方、所有を目的とする思考から抜け出す必要がある。抜け出した先になおも道は続くのか。続くと信じたい。でないと終わっちゃいますのでね、趣味も、このブログも。
