今日のタイトルを見た人の99パーセントはこっちを思い浮かべると思います(↓)。


んが、ここで私が横穴といっているのはそっちではなくこっち(↓)。

画像を見てお分かりになりますでしょうか。ケースの横、ベルト取付部に穴が開いているのが。ほら、開いてますでしょう?

これ、何のケースかというと、シチズンが誇る完全防水時計、パラウォーターのケースなのです。


完全防水?こんなにでっかい穴がケースに開いてるのに?そう、そこ。以前から私もそこが気になっていたのです。これでどうやったら防水性が確保できるのだ?


あともう1つ、仮に防水性が確保できたとしても、こんなところに穴が開いていたら、ここからゴミだの汗だのが入り込んで中がエラいことになるのではないのか?


なので今回はそれを見ていきましょう。まずはケースから中の機械を取り出した状態。

中の機械がどうやってケースに収まっていたかというと、これです。下の画像の赤い矢印の先にある、金属の輪っかみたいなやつ。

これ、12時側にも同じものがついているのだけど、形からも想像がつくように、押すとバネのように内側に引っ込むようになっているのですよね。で、これを押した状態で、中の機械をケースにムギューっと押し込んでいくのです。そうすると、間に挟まっているパッキン(上の画像で風防の下に半透明の何やら黄ばんだものが見えると思いますが、これがパッキンです)に弾力があるために、これを押し返そうとする力が働くのだけど、そうはさせじと更に押し込んだところで金属の輪っかがケースの穴にシャキーンと引っ掛かり、パッキンにギュッと圧がかかった状態で中の機械をしっかりとケースに固定してしまうのです。


うーん、なるほどぉ。これなら確かにパッキンとバネ(金属の輪っか)が生きている限りは防水性を確保できるかもですね。でもどうだろう?ちょっと考え方がひねくれているというか、技巧的にすぎるのではないかなあ。まぁそこら辺がシチズンらしいといえばいえますが。。。


んで、もう1つ気になっていたゴミの方はというと、うわっ、やっぱり!こりゃ汚ねえや。ゴミだか垢だかサビだか何だか分からないものがそこら中にビッシリこびりついてます。でもそれも当然か。ケースにでっかい穴が2箇所も開いているのだから(笑)