今日は昨日の続き。

 

まずクロノグラフ秒針から手をつけていきます。これ、一旦抜いて差し直せば何とかなるんじゃないかと思っていたのだけど、整備マニュアルを見ると、クロノグラフ秒針がきちんとゼロ位置に復針しない原因やその修理法についても書いてあるから、私が思っているほど簡単なことではないのかも?まぁとにかく1度抜いてみます。


で、ゼロ位置に合わせて差し直し、スタート→ストップ→リセットを繰り返します。うーむ、何回かに1回、リセットしたときクロノグラフ秒針がゼロ位置まで戻りきらないことがあるけれど、これはどう考えたら良いのだろう?分からん。分からんから今回はこれで良しとするか(適当)。しかし何度やっても私はこの秒針の取付というのが嫌いというか下手くそ。特に今回はクロノグラフということでハカマがキツめにできているからか、苦労しました。おかげで針の中心部(取付部)の塗装が剥がれてしまったではないか(剥がれた塗装片が無惨にもスピードタイマーのTの字のところに落ちてます)。ちくしょう、涙が出るぜ。


次はプッシュボタン。これはもうシンプルに洗うだけ。見るとケースもプッシュボタンも奥の方に何やらドス黒いものがこびりついているので、これを爪楊枝でこそげ落とした上で食器用洗剤を使って歯ブラシでゴシゴシ洗ってやります。よし、こんなものでしょう。


上がケースで、下がプッシュボタン。汚い指先で申し訳ない。


十分乾燥させたら、これまでと逆の手順で組み立てます。で、完成!プッシュボタンの押し心地は良くなったし、クロノグラフ秒針もちゃんとゼロ位置に戻ってます。よしよし、これで気持ちよく使えるゾ!できるだけ安く手に入れて、修理やメンテも自分でする。そりゃあシロートだからたまには(しょっちゅう?)失敗もするけれど、それはそれ。壊したら何度でも直せば良い。そうやって少しずつ自分のものにしていく。そういう時計との付き合い方が、私は好きなのです。