とけい〜はまわる〜。ヤフオクのクロノス・サン&ムーンは斬新なスタート価格で再出品された後、誰からも入札がないまま今も元気にグルングルン回っています。もうこうなったらダメですね。あれは絶対あそこで欲張るべきではなかった。


同じ状況に陥っているのが少し前に記事にした、ヤフオクに出ているオメガの初代スピードマスターCK2915-2。気づいている人は気づいていると思うけど、あれ、画像を拡大すると中央に小さな文字でChrono24.comと記載されているのですよね。つまりあのヤフオクの商品画像はChrono24に出品したときの画像の使い回しだということ。

 

で、Chrono24で検索してみたら確かに同じものがありました。ありましたどころか、この個体、下手したら一昨年か、もっと前からこの状態だったのかもしれません。といいますのも、他の方のブログを拝見していたら、一昨年の10月に書かれた記事にこの個体が画像つきで紹介されていたのです。その画像というのが今回のヤフオクのものと全く一緒。ということは、普通に考えれば同じ出品者が当時からずっと同じ商品を売っているけど売れないまま残ってる、要は単なる売れ残りと見るのが素直でしょう。このままいつまでも在庫として抱えていても仕方がない。だから今回は目先を変えてヤフオクにも出品してみたと、そういうことなのかなと。

 

因みにですけど、1430万円(税込)というお値段は、相場からしたら決して高くはないようです。むしろ安いくらい?それでも売れない理由は何か。2021年11月開催のフィリップスにCK2915-1のフランケンが出品されたときも、フィリップスとオメガのお墨付きにもかかわらず、当初から一部のディーラーやコレクターはそのオリジナリティに疑問の声を上げていたといいます。つまりはそういうこと。見る人が見れば分かる何かがあるのでしょう。


最悪の結末は、ヤフオクのクロノス・サン&ムーンやCK2915-2が悪意ある者の手によってリダンやパーツ交換が施される等してフィリップスの2915-1と同じ道を辿ることでしょうか。あり得なくはないだけに怖い。。。