ヤフオクに出ている例の銀パラですけど、昨夜のうちにあっさり600万円の大台に乗ったかと思ったら、今はもうその倍、1200万円を超えてきています。どうやら上位2名の叩き合いになっているようだけど、果たしてどちらが先に降りるのか。注目のオークション終了は今日の23時19分。必見です。
さて、ペプシ（コークを含む）について書き始めてからこれで10本目（厳密には11本目）の記事となります。まだ書き足りない気もするけれど、ちょうどキリも良いことだし、多少飽きてもきたので、一旦ここでペプシについては終わりにしようと思います。最終回の今日のテーマは、コークの文字板の防水表記の変遷といすゞフォワードについて。
昨日の記事に書いたとおり、コークは1971年2月に6031から6032へとマイナーチェンジされましたが、その際の変更点の1つは裏蓋の防水表記のプルーフからレジスタントへの変更でした。
では文字板は？そうなのです。こんな記事を読んでいるド変態の皆さんは既によ〜くご存知のとおり、6032以前のコーク（もちろんペプシも）には文字板にも防水表記があったのです。それがこれ（↓）
9時位置にWATER70mPROOFとガッツリ印字されているのが分かると思います。そのことを頭に入れた上で、6032の文字板を見ていただきましょう。どこにも防水表記はありません。
今回私が見たサンプルは6030が23本、6031が22本、6032が31本でした。そして6030と6031で文字板の防水表記が上の画像1枚目のものと異なっていたのは1本だけ。その個体は裏蓋シリアルの頭3桁097の6031で、こいつには上の画像2枚目の文字板が装着されていました。まぁ普通に考えればガッチャでしょうな。
問題は6032の方。実はマイナーチェンジが実施された1971年2月に製造された個体（裏蓋シリアルの頭2桁12）の中に、上の画像1枚目のプルーフ表記のものが存在するのです。しかも2本も。これはどう考えるべきか。ガッチャの可能性も勿論ある。裏蓋だけレジスタントに変更しておいて文字板はプルーフのままなんて中途半端なことは、通常はしないでしょうからね。でもこれに関しては私はオリジナルではないかと考えています。端境期にはあり得ることだし、そう考えた方が夢がありますから。因みに1971年3月製造分から後は全て上の画像2枚目の文字板でした。レジスタントとプルーフのミックスが1971年2月製造分だけに見られる特徴だとすると、それは相当レアといって良いのではないでしょうか。もし私がコークを狙うとしたら、このあたりを探すかも。
さて、レアといえば、コークにはペプシのサンライズ以上にレアとされるモデルがあるので、これを最後に紹介しておきましょう。レアどころの騒ぎじゃない、ウルトラレアなコーク、それがFORWARDです。このモデルのことは良く分からない。ネットで調べたら、いすゞ自動車の中型トラックFORWARD（フォワード）の発売だか大ヒットだかを記念して1970年代初頭に少量だけ生産され、関係者に配られたのではないかという記載（因みに書いたのはどっかのガイジン）を辛うじて見つけただけで、とにかくそれ以外の情報が出てこないし、現物も出てこない（但し、今だとebayに1本だけ出物あり）。私も過去にヤフオクに出品されたものを1本だけ見つけたけど、その個体の裏蓋シリアルの頭3桁は100でした（ebayのもシリアルの最初の数字は1でした）。実物はどのようなものかというと、上の画像2枚目の9時位置にあるSpeed-Timerの文字の上に白色でFORWARDの文字を追加した、違いといえばそれくらいで、あとはノーマルの6032と一緒。たったそれだけのことでウン十万も値段が変わってくるのだから、馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しいけど、私はそういうのは嫌いではない。参考までに下に画像を貼っておきましょう。
さて、というわけでペプシについての考察は以上で終わり。今回調べたことの半分くらいしか書けなかった気もするけど、もう十分でしょう。最後に、この記事を書くきっかけとなった、ヤフオクで22万1000円という高値をつけた不動のペプシのどこがそんなにレアだったのか、それを書いておかないと締まらないので結論を書いておくと、悲しいことに私には最後まで分かりませんでした（涙）。まったく、いつまで経っても我が眼は節穴ですなあ。でも良いのです。楽しかったから。
以下オマケ
2021年2月に始めたこのブログも今日の記事でちょうど1000回目を迎えました。商売でもないのによくもまぁこれだけ書いたものだと自分でも驚くやら呆れるやら。でもここまで続けてこられたのは、間違いなくいつもこのブログを読んでくださっている皆さんのおかげだと思います。心より御礼申し上げます。ありがとうございましたm(_ _)m