さて…というわけで、今日から私はセイコーのクロノグラフについて勉強を始めます。

 

下の画像はネットから適当に拾った61スピードタイマーの裏蓋ですけども、それを見ていただくと、958221と6139-6000という数字が彫られているのが分かると思います。

 

このうちまず6桁の数字(958221)の方の最初の数字は製造年を西暦で表したもの。画像の個体は防水表記がWATERPROOFとなっていることからも分かるとおり60年代のものなので(70年代のものならWATERRESISTANTが正解)1969年製ですね。2番目の数字は製造月。なので画像の個体は5月製造(ついでにいっておくと10月は0、11月はN、12月はDと表記)。3番目以降の4つの数字(8221)はケースの固有番号。当然、番号が若いほど古いということになる(はず)。

 

続いて4桁-4桁の数字について。最初の4桁の数字(6139)はキャリバーナンバー。そしてハイフンの後に続く4桁の数字(6000)の最初の数字は適合ダイヤルの外径。6ということは36ミリか。続く2つの数字がモデル番号、最後の数字がその小変更とされている。画像の個体は000だからバリバリの初号機。さっきスイートロードさんの過去販売品をチラッと見たら、なるほど002とか005とか030とか032とか色々ある。

 

さて、以上のことを頭に入れた上で、これから私が何をするのかというと、ネットで拾える個体を1つ1つ見ていって、各モデルの製造時期とその特徴(変更点)を調べ、エクセルの表にまとめていくのです。この作業、実をいうと前にロードマーベル36000でもやったことがあるのだけど、地獄のように大変なのですよね。うへぇ〜、またアレをやるのか。嫌だなあ。でも何も分からないままでいるのが嫌ならやるしかない。まずは61スピードタイマーの中でも人気のペプシについて(ついでにコークも)見ていこうと思います。