昨日の続き。3番受けを外すと…

その下からヤツはいきなり姿を現しました。

うわっ、ホントにトンボ本に書いてあったとおりだ!スゲー!!…って、分からない?ならちょっと注釈をつけましょう。4番と書いてある歯車(4番車)をよーく見てください。

えっ、まだ分からない?なら少し拡大してみましょう。ほら、ここです。左側の赤い矢印の先、4番車の輪っかの上に確かに銀色のピンが取り付けられています。そして右側の赤い矢印に目をやると、その先に銀色の板状のパーツがあることが分かると思います。これが停止レバーですね。

ちょっとここで停止レバーの動きを確認しておきましょう。リューズを押し込んだ状態だとこのように停止レバーは後ろに引っ込んでいて、その先端は4番車の輪っかには(当然、その上に取り付けられたピンにも)届いていません。

でもリューズを引き出す(時刻合わせの状態にする)と停止レバーは「呼んだ?」とばかりにニョキっと前に伸びてきて、このとき先端は4番車の輪っかにまで(よって当然ながらその上に取り付けられたピンにも)しっかり届いています。

なるほどぉ…これがセコンドセッティングの秘密だったのですね。更に続きます。