次にセカンドの前期。Ref番は6217-7010。ムーブはファーストと同じCal.6217。だけどケースはスクリューバックに変更され、ラグやリューズの処理から見た目もスマートになりました。それ以外に目につく変更点としては、針とインデックス内側に夜光が入れられたこと、インナーベゼルの国名表記が外側が黒、内側が青の2色に分けられたこと、トーキョーの隣にシンガポールが追加されたこと等があります。
そしてセカンドの後期。一般的にセカンドと呼ばれているのはこのモデル。パッと見は前期と同じだけど、6117-6010というRef番から分かるようにムーブがcal.6117にスイッチされ、ケースも(裏から見たらすぐ分かるけど)前期のものとは明らかに異なります。他にも24時間針の色や形、インデックスへの夜光の入れ方、文字板上の「WORLD TIME」表記が12時下→6時上に、インデックス外側の24時間表記が24→0に変更されている等、細かく見ていくと様々な違いがあることが分かります。これだけ違うのに同じセカンドに分類するのは少し乱暴すぎやしませんかというのが私の考え。
レア度でいうと恐らく少ないのは前期の方。だけど今のところお値段に有意な差は見受けられず、現にアイテムさんで販売中の個体は前期が17万8000円、後期が19万8000円となっています。なかなかこの2本が揃うことはないだろうから、東京に住んでいる人はチャンスです。アイテムさんにアポを入れて是非ご自分の目でその違いを確かめてみてはいかがでしょうか。えっ?私?まぁ私も今週東京に行きますけど、残念ながら今回は仕事の依頼で朝から別の場所に行かなければならなくなったので、遊んでいる暇はなし。うーむ、残念。でもやっぱり時計って良いですよね。下らねえなあと自分でも思いながら、今日は書いていて楽しかったです。