最近の研究で、遺伝性の認知症の割合は2割程度で、後の8割は生活習慣が原因であるとする報告がありました。
認知症の事をよく理解していなかった頃は、親族の兄貴達が、次々と認知症を発症していく姿を見て、私も将来、認知症を発症するに違いないと落ち込んでいた時期もありました。
この報告は遺伝性の認知症の発症を恐れていた多くの人に、光明をもたらしました。私も認知症の呪縛から解放された一人です。
自分の3人の兄貴が、80歳を過ぎた頃から、認知症状が出始めたのを知っていた私は、80歳になるのを怯えていた一人です。
彼らの認知症の原因さえ、よく知らなかった私は、混乱するだけでした。医学知識としてアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症があることだけは知っていました。
これまでは漠然と脳血管性認知症は、脳血管に脳梗塞や脳出血等で、異常が出現した人達のイメージしか、持ち合わせていませんでした。
最近になって長年の大量のアルコール摂取が、認知障害を起こすことを知り、私は閃きました。
私と3人の兄貴との大きな違いが、大量のアルコール摂取にあると気づきました。
3人とも認知症を発症しても、90歳近くまで大量のアルコール摂取を続けていました。私は、10年前にアルコール摂取を辞めました。この時の年齢も大切で、アルコール摂取を辞めた事が、認知障害の発症の差になっているに違いないと思いました。
原因が解明されれば、怖いものなしです。努力次第で認知症の発症を防ぐ事が出来ると確信しました。
80歳を過ぎた私ですが、今までに認知障害の症状は全くありません。物忘れもなく、昔の出来事も幾らでも思い出せます。車の認知症テストでも、満点でした。
長年の大量のアルコール摂取が、認知障害を発症する事を殆どの人達が認識していないのが現状です。
今でも多くの人達が、そんなことは知らずに、毎日、美味しいお酒を飲んでいるに違いありません。
知らないことは罪ではありませんが、自分に不利益になることは事実です。今からでも飲酒習慣を辞めるよう努力することは、意義のあることだと思っています。