フィッシングボートを購入して、今年で37年目になる。こんなに長く順調に動いて、私を楽しませてくれるとは思ってもいなかった。その間に、愛車は7台乗り換えている。

マリーナで管理されている船を眺めて見ても、私の愛船が一番古くなってしっまった。マリーナのオーナーは、私のメンテナンスと乗り方が上手で、しっかりしているから、37年間もトラブルも無く、今も順調に動いているのだろうと言っていた。

確かに他船を見ると、6~7年でエンジンのトラブルから、船外機を交換したり、衝突して船に乗れなくなったり、高齢で止む無く船を処分したりしている。

愛船が37年目という事は、その長い期間も、私が元気にマリーナに通い続けた証でもある。どちらかに故障があれば、長続きはしません。

流石に37年間乗り続けた船は、至る所に小さな傷があり、いくら洗っても綺麗にはなりません。航海灯は随分前から機能しなくなって、夜間航行は禁止されている。ホーンも鳴らないので、笛を常備しています。

2年に一回は交換が必要なワイパーは今迄に何十回交換しただろう。GPS魚探も4台めである。矢張り37年の年月は長い。37歳より若い世代は、その時には生まれていなかったことになる。

勿論エンジンも22年前に一度交換しているが、そのホンダのエンジンが優れもので、故障知らずである。今まで使用してきたロッドやリールは、私のミニログハウスの2階に、山のように積まれている。

物を大切に扱うことは、とても重要です。愛し続けて丁寧に乗れば何時までも答えてくれます。図々しい話ですが、この船を後十年乗るつもりです。

何時も釣りを始める時は、陸に置いてある愛船を海に降ろす時、今日もよろしくお願いしますと挨拶をしています。船もそれに応えて、一発でエンジン始動が完了します。エンジンの軽快な音を聞いているとストレスも吹っ飛びます。

此れから愛船と大海原を疾走する姿を思い浮かべるだけで、心が奮い立ちます。愛車と愛船は本当に私の大切なパートナーです。