64歳を過ぎた頃から、耐えきれない腰痛と背中の痛みに悩まされる事になった。その時はなぜ急に腰痛になったのか理由は分からなかった。

寝ている時が特に苦痛で、仰向けで寝ることが出来ない。仰向けで寝ると腰に負担がかかり、とても我慢できる痛さではない。

寝具を変えたり、腰の下にタオルを丸めて入れたり、いろいろ自分なりに工夫して頑張ったが、どうにもならない。同時に肩の痛みや膝の痛みも徐々に増してきた。

その症状がピークに達したのは、一回目の世界一周旅行の時であった。団体で行動するのに、緩い坂を登ることが出来ず皆さんに迷惑をおかけした。足が前にでないのである。今まで健康だけが自慢だった私に大きな試練が訪れた。

旅行から帰ってからも痛みとの戦いが続いた。原因が分からない。手のほどこしようがない。鎮痛剤のロキソニンを服用しても、全く効果がなく胃痛になるだけであった。

文献をいろいろ調べたら、グルコサミン不足がその原因ではないかと推測できた。62歳まで問題なく生成されていたグルコサミンが、何かの原因で体内で生成されなくなったと考えた。

生成されないのなら、グルコサミンを補給する以外に方法がない。早速一番純粋なグルコサミンを販売している大正製薬のグルコサミンを1500㎎を服用した。

驚いた事に夜も痛みで寝ることが出来なかった痛みが、見る見るうちに和らいで、2週間もすると全く痛みが無くなった。腰痛だけでなく、膝関節症や背中の痛みも消えてしまった。これは明らかにグルコサミンの欠乏が原因であると確信した。

グルコサミンの欠乏で生じた痛みは、グルコサミンを充分に補充すれば、劇的に回復する事を身をもって知った。それから14年間しっかりグルコサミンを服用しているので、一度もあの経験したくない痛みに襲われることはありません。

私の考える理論が間違っていても構いません。現実に信じられない現象が起きているのですから。グルコサミンの威力はグルコサミン欠乏症には劇的です。

長年、多くの膝関節症や腰痛で苦しんでいる人達は、病状が進行しているので、グルコサミンを服用しても効果は余り期待できないかも知れません。

グルコサミンを服用するタイミングがとても重要と思っています。DNAのグルコサミン生成の情報遮断が、60歳代になると多くの人達を苦しめているのです。悔しいですね。