現役時代にどんな高所得者の人達も、ほとんどの人が年金生活者になる。

年金生活では、生産性のある行動はしていないにも拘わらず、高所得者の人達ほど、お金や資産を増やしたいと願い、当初はいろいろな事に挑戦する。

私も年金生活の初めの頃は、お金を増やしたくって、株に注力していた時期があった。思惑が外れ、お金が増えるどころか、減るほうが多くなって失敗した。

多くの人達が年金生活が始まって、お金や資産を増やそうと挑戦して味わう失敗である。生産性のない日常生活を送っている年金生活者には、お金や資産が増えることが異常であることに気付いた。

長い年金生活で大事なことは、お金や資産を増やすことに注力しても、失敗するリスクが高い。お金や資産を減らさない行動をする事が現実的である。この様な考え方をするようになってから、お金に執着する事が少なくなってきた。

何も努力もしないで、お金が儲かるはずがない。そんな話があるとすれば、詐欺である。私は決してそんな話は信用しない。

大体そんな儲かる話があるのなら、黙って自分で儲ければいい。人様に話をする事自体が怪しいと考えるべきだ。

お金や資産を増やすにはリスクが伴うが、減らさないようにするには、無駄遣いをやめ、衝動買いもせず、年金の中で生活できるように生き方を変える事で、大切なお金が減らなくなる確率が高い。

努力せずしてお金が増える筈がない事が、私の哲学であり考え方である。努力して出来ることは、お金を減らさないことである。

長い年金生活で何時もお金の心配をしているようでは精神的にも良くない。一番可能性が高い考え方は、年金収入額以内で生活できるように、生活を小さくすることである。

当然見栄や外聞を気にせずに自分らしく生きる事が最善の対策である。増やすことより減らさないことが、最高の解決策であると思っています。