最近、加工食品の腎臓への負担が話題になってる。加工食品に含まれる無機リンが腎臓を痛めつける。ハム、ソーセージ、カップラーメン等の加工食品には無機リンが含まれる。

無機リンは吸収されやすく、過剰摂取に繋がる。尿中のリンが過剰になるとカルシウムと結合したリン酸カルシウムが、尿管を痛めつけるようだ。ネフロンの数が減り、慢性腎臓病に進行する。

カロリー制限をした食生活で体が若返ることが知られているが、腎臓も若返るらしい。健康な腎臓は、酸を尿として排出するが、腎臓が悪くなると体は酸性に傾き、益々腎臓の負担が増幅する。

野菜、海藻、大豆製品などのアルカリ性の積極的に取り入れることが大切である。

私も若い頃は好んで加工食品を食べていた。夕食メニューには必ず、シャウエッセンが含まれていた。お湯に入れるだけで、いつも美味しく食べれるので、私の常備食品だった。カップラーメンや焼きソバも何時も食べていた。

知らないと損をするとは、まさにその通りである。60歳代になって血液検査を受けると何時も先生から腎臓の働きが落ちていますねと指摘された。何故だか、その理由が解らない。

健診結果ではeGFRはいつも57.4前後で60を下回っている。腎臓の働きが落ちている何よりの証拠である。この事実を知ってから、私は加工食品のシャウエッセンやカップラーメンを20年間食べたことはありません。

長生きするには腎臓に何時までも元気に働いて欲しい。こんな事を知らなかった自分が悔しい。半年に一回の血液検査で一番気にしていた値がeGFRでした。

元凶となり得る食品の徹底した排除で、幸いこの数字は20年間変化していない。進行は抑えられているようだ。

シャウエッセンやカップラーメンは美味しい。知らずして60~70代でも、食べ続けていたら私は今頃人工透析人生を歩んでいたかもしれない。

医学知識に関心があることで、何度も私は助けられました。運が良かったと思っています。