久しぶりに土曜日に釣りをしたが、周り中の船はルアーフィッシングの船ばかりで、餌釣りをしているのは、私の船だけという光景を度々経験するようになった。

特に近年の船釣りのルアーフィッシングは、タイラバが多い。23フィートの小さな船に4~5人乗っている船は、タイラバで鯛を狙っている船だ。

最近はマリーナに所属する船でも、大人数でタイラバをしている。大人数の時は餌釣りより、タイラバの方が良いのかも知れない。兎に角、タイラバは大流行だ。確率は高くないが釣れる時は大漁だ。

3月の釣果を見てみると、ほとんどがタイラバで釣り上げた実績だ。3月は海水温度が低く餌釣りには適さないが、タイラバは食い気のない魚でもアクションで無理して食わせるゲーム性の高い釣りである。エサの心配もなく若者の釣りと思っている。

アンカーを降ろさないので、つねに船が移動していて、アンカーを降ろして船を固定して釣る、餌釣りをしている私には大迷惑だ。何度も私の船の回りを行き来する。特に1~2名で釣っているタイラバ船は、船と船が接近するのに気付くのが遅れて、何度も衝突しそうになった。危なくってしょうがない。

また、タイラバはロッドを手に四六時中リールを回している。釣りをしている間は、重たいロッドとリールを手に持っているわけだから、肩に相当の負担がかかる。

その為、高齢になって肩を痛めて、釣りを断念したオーナも数人いるくらいだ。

私も所謂、高齢になっているので、ルアーフィッシングはしない。餌釣り専門です。何故なら、重たいロッドを手にすることなく、船に固定して釣るのだから、とても楽ちんです。肩への負担もありません。体を壊しては意味がありません。

私の釣りは天秤仕掛けです。魚が勝手に食いついて魚アワセで大物が釣れます。高齢者には適した釣りだと思っています。数年に一度は78cmの大物鯛が釣れたりもします。

今の小浜湾の船釣りは、80%以上がタイラバを含むルアーフィッシングの漁場になっている気がしています。餌釣りは少数派になりつつあります。

時代の変化に遅れをとっている高齢者です。でも、最後まで頑張るぞ。