体脂肪を減らすのは、健康にとって良い事ばかりだそうだ。私は体脂肪を減らすメリットを今まで知らなかった。体脂肪がこんなに悪さをしているなんて考えもしなかった。邪魔にならない程度の脂肪は、ぽっちゃりとして良いとさえ思っていた。

我々の宿敵である糖尿病を克服して健康を取り戻すには、体脂肪を十分に落とし、その状態をキープする事で、健康状態は明らかに良くなるようだ。

糖尿病患者として、期間が長いと膵臓がダメージを受けやすいが、体脂肪を減らす事で膵臓の機能が回復するデータもある。

体脂肪を減らす事で身体組成の向上、インスリン感受性の回復、脂肪肝と肝機能の正常化が見られ、体脂肪を減らすほど糖尿病は良くなるそうだ。

大事な事は一旦落した状態をキープする事である。それには植物の糖質に注意する事と、繊維質な野菜と発酵食品と食物繊維を多く摂取することである。

穀物、パン、米、パスター、ほとんどの果物、ニンジンやジャガイモ等の根菜類、コーン、豆類や牛乳や乳製品は体脂肪を増加させ作用があるので駄目である。肉、シーフード、ナッツ類、トマト、キャベツ、ほうれん草は大丈夫である。

糖尿病を克服出来る可能性は、体脂肪の減少量に比例して増加する。体脂肪を減らす事で心と体の健全を大きく向上させることも可能だ。

私も60代の時の体重は、76kgでBMIは25を超えていた。世界一周旅行の途中で胆石症の発作が起き、絶食状態が4週間続き、体重が10㎏減少して66㎏になりBMIも22に改善した。これは私にとって不幸中の幸いで、期せずして8kg前後の体脂肪を減らす事が出来た。意識的にダイエットをした訳でもなく、怪我の功名であった。

私はこの体重を70歳代はキープしており、そのお陰で脂肪肝や肝機能が改善され、糖尿病になることもなく健康を維持している。

体脂肪の怖さを知ることで、食事内容も今までとは比較にならない位にヘルシーになった。これからも万病の元になる体脂肪を増やすような食生活は、決してしないと心に誓っています。