私の故郷は富山県の片田舎にあります。

故郷にいたのは高校までで、それ以降の大学や就職は、他県なので故郷の思い出は高校までの出来事です。 

小学校の頃夏休みは9月3日までと思っていました。 

8月中頃から、各町内にある公民館に集めれ、踊りの練習を半強制的にさせられました。 

9月1日から3日までは私の意志に関係なく、神社の境内のステージや、小学校の運動場に造られた舞台で踊りました。 

夜は各町内の町流しに集められ、輪踊りをしました。 

小さい頃の思い出としては大変だった記憶しかありません。 

しかし、おわら風の盆おどりが全国的に有名になるなんて思いもしませんでした。 おわら風の盆に帰る事は、滅多にありませんが、沢山のグッズを買い求めました。 我が家の玄関やリビングや階段の踊り場やトイレ等に沢山飾ってあります。 

今では故郷に産まれた事を感謝しながら、越中おわら節を聴いています。 「越中で立山加賀で白山駿河の富士山三国一だよ」と言う節が大好きです。 唄い手のふしまわし、三味線、胡弓の音色の冴えは静寂の中で抜群です。 真夜中、地方【じかた】の後について回って踊っていたのを思い出します 。故郷万歳です。