8月28日・29日の2日間、フレスポ八潮で「日本酒祭」が開催されました。
埼玉県内の酒蔵が集まり、試飲や杯売りを楽しみながら、造り手と直接話ができるイベントです。ピザやから揚げなど、気軽につまめるおつまみの販売もあり、その隣にはイスを並べたコーナーも。おつまみを片手に、ゆっくりくつろぐ人の姿も、このイベントらしい景色です。
埼玉の酒蔵と出会う2日間
初日の28日は、駅前公園で「八潮夜市」も開催されていたこともあり、昨年の2日間の人出約1600人に迫る1500人を超える来場者で賑わいました。酒蔵のブースを巡る人、おつまみを囲んで楽しむ人――会場全体が活気に包まれ、賑わいまで肴に味わうような楽しさがありました。
二日目の29日は、前日とは少し違った空気が流れていました。
人の流れも少し落ち着き、酒蔵のブースで蔵人とじっくり話し込む人の姿が印象的でした。
会場でひときわ人気を集めていたのが、「KEG DRAFT(ケグドラフト)」の試飲です。
専用のサーバーから注がれる日本酒について、主催者の方から「搾りたてのおいしさを、そのまま味わえるお酒です」と伺いました。
KEG DRAFTは、搾りたての生酒を特殊な容器に充填し、空気や光に触れにくい状態のまま提供する仕組み。搾りたてのフレッシュな味わいを、手ごろな価格で試飲できるのも、日本酒祭ならではの楽しみです。
そんな中、散歩の途中でふらりと立ち寄った若い女性がいました。普段、日本酒はほとんど飲まないそうです。
無料試飲で勧められた一杯を口にすると、「スッキリしていて飲みやすい」とひと言。気に入ったお酒を手に、会場を後にしました。
日本酒を普段飲まない人でも、気軽に味わえる一杯をきっかけに、新しい一本に出会える。そんな場面が印象に残りました。
熊谷、小川町、羽生、飯能、さいたま市――。
県内各地から集まった酒蔵の酒を、八潮にいながら飲み比べられる2日間。
同じ埼玉県の酒でも、蔵によって味わいも、酒造りの背景も違います。
いつもとは違う、 これまで自分では選ばなかった一本、 新しいお気に入りに出会える。
日本酒祭の楽しさは、試飲して味を確かめることだけではなく、造っている人の言葉を聞き、蔵元のこだわりや、その酒が生まれた風景さえ感じながら、自分だけの一本に出会っていくことにもあるのだと感じました。
日本酒を飲むことが目的だったとしても、そこで造り手と話し、酒の背景を知ると、一本のお酒の見え方が少し変わります。
にぎやかな初日と、ゆっくり言葉を交わせた2日目。
八潮にいながら埼玉の酒蔵を訪ね歩くような、そんな2日間でした。
イベントから生まれた酒蔵ツアー
ここで、昨年の「日本酒祭」から生まれた、その後のエピソードをご紹介します。
イベント終了後、市内の居酒屋で、お客さんとの会話から酒蔵見学の話が持ち上がりました。
飲みながらの語らいがきっかけとなり、実際に酒蔵見学ツアーへ。
約40人で中型バスを貸し切り、小川町の松岡醸造へ向かいました。
蔵見学や利き酒を楽しみ、昼食は醸造所併設のレストランへ。酒造りに使われる仕込み水で炊いたご飯をいただき、直売所で買い物をした後は、帰りに川越散策も楽しんだそうです。
「イベントから酒蔵ツアーにつながった時、それが僕らの一番の仕事。本当の意味で生産者と消費者をつなげることなのだと感じました」そんな言葉が印象に残りました。
日本酒を販売するだけではなく、造る人と飲む人をつなぐ。その先に、実際に酒蔵を訪ねるという新しい交流が生まれていました。
家族で来られるイベントに
一方で、今回のイベントでは、ノンアルコール飲料などをあまり扱うことができなかったそうです。
「家族で来られるイベントにしたい」そんな思いもお聞きしました。
「子どもが一緒に来て、ジュースを飲んで楽しんでくれれば。その間に大人はゆっくり蔵人との話をすることもできます」
運転して来た人や、お酒を飲めない人も、ノンアルコールなら一緒に楽しめます。
今回、車で訪れて試飲を楽しめたのは、唯一、健康酢「ビワワン」でした。美容と健康にも良さそうで、おいしくいただきました。
だからこそ、次回は酒蔵ならではの本格仕込みの甘酒なども、ぜひ味わってみたいところです。
子どもも、お酒を飲まない人も、運転する人も――。
家族みんなで楽しめる「日本酒祭」になれば、さらに多くの人が酒蔵や日本酒に親しむきっかけになりそうです。
八潮で、もう一度味わう
「美味しかった。また飲みたい」
そんなお酒に出会ったら、大久保屋さんに問い合わせてみてください。
大久保屋さんは、全国から選りすぐったお酒を揃えていることでも定評があります。
イベントで出会った一本を、今度は自宅で味わってみる。
そんなふうに、日本酒祭の楽しみが、イベントの2日間だけで終わらず、日々の暮らしへとつながっていくのも、いいなと思いました。
有限会社大久保屋
埼玉県八潮市鶴ケ曽根2014
電話 : 048-996-8333 9:00~19:00
定休日 : 毎週日曜日









