
一人ひとりが大切に尊重される場所には「安心」があります、写真はあいでぃ~るさんよりご提供
「フリースクール」ってどんなイメージですか?
金子みすゞさんの詩の中の一節「みんなちがって、みんないい」に共感する声はたくさんお聞きします。でも学校に行っていないと聞くと「甘え」「ずるい」「遊んでいる」「悪い子」。どうしてでしょうか? 行けないことには理由があるのでは?
さまざまな理由で心やからだにダメージがあるかもしれません? みんなに個性があるから学校との相性が良くない子だっているのでは?

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
選択肢は「学校一択」でしょうか?
日本では6歳になったらみんな同じように学校に行くもの。行かなかったらなんと言われるでしょうか? 海外には親が教師の ”ホームスクーリング” や興味を持ったことを中心に学ぶ ”アンスクーリング”、森の中で学ぶ ”フォレストスクール” など、様々な学びの形態があり、これらの国では子どもの個性や家庭の価値観に合わせて、教育を柔軟に選ぶことが出来ます。その後の進学や就職についても、国によっては学歴に代わる証明があったり、学歴より個人の学力や能力が重視されたりする、など多様な学び方への道が開けているようです。

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
様々な人々がともに生きている社会。得意な事も苦手なことも人それぞれ! 学校に行かない理由も人それぞれです。学校での問題やその子の個性が日本の学校制度に合わない場合、フリースクールは一つの選択肢だと思います。大人が我慢して働き続けた結果、心の病を発症するのを何人も見てきました。子どもたちの学校で同様のことがあるとしたら、発症の前に環境を考えることはとても大切! 安心できる環境で自信を戻すことが出来たら、ようやく大切な一歩を踏み出すことが出来るのでは~!
フリースクール・あいでぃ〜る
Luck=誰もが自分らしく楽しく
Bond=人と人をつなぐ
そのお手伝いをする団体、Luck and Bond=らっくんぼ
「一般社団法人らっくんぼ」は人と人とを繋いで自分らしく楽しく過ごせるようになることを目的とし、不登校児童やその親御様の居場所を作るお手伝いとしてフリースクール運営やイベント企画を行う団体です。
八潮市でスタートを切った「あいでぃ〜る」は「一般社団法人らっくんぼ」が運営する、安心できる居場所を提供し、一人ひとりの子どもたちに向き合うフリースクールです。
<代表の山下さんに「あいでぃ〜る」の意味をうかがいました>
子供たちにとって理想的な場所になるといいなぁ~! という思いからつけました。
学びたい子には学習支援。学校に戻りたい子には登校支援。
安心できる居場所に出会えたら! 心を取り戻すことが出来たら! スタッフから学ぶだけでなく、メンバー同士が支えあえたり学び合えたりする。自ら一歩踏み出してみる。そんなポジティブな変化を見る日がきっとおとずれる!!
<団体理念の中から、とても共感した一節を引用してみました>

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
<ここは我が家のことです>
我が子が学校が辛いと知った時、なぜ我が子だけ! とショックでした。でもとにかく話を聞き、苦痛であると分かった学校に行くことをやめて、選択肢を考えたり様々な場所に見学に行ったり、気晴らしに出かけたりもするうちに、我が子が選んだのは転校でした。そして新しい学校に挑戦するためにも、傷ついてしまった心の回復を! と探して1つのフリースクールに出会いました。1ヶ月も通う頃には表情が明るくなってきました。その後もしばらくはフリースクールに通い、本人が新しい学校に行きたいと言いだした時に転校先を選んで手続きをしました。転校後も土曜日の午後は、フリースクールに通って心を保ちながら、新しい中学への転校を乗り越えることが出来ました。
簡単に書きましたが
親・子それぞれ、長期に渡り大きな葛藤や辛さがありました。

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
学校や役所では学校に戻すための情報しか見つかりませんでした。我が子に対しては「適応できない子に教育する」という扱いでした。当時も公的なフリースクールでは学習指導を行い、出席日数としてカウントされました。でも学校内で同級生や一部の教師によって心に深い痛手を負った我が子にとって、公的なフリースクールは学校の延長線上にあり、隔離してあげない限り心の回復が難しいと考えました。出席日数はきっぱりと諦めて、我が家は民間のフリースクールを選びました。

あいでぃ~るのスタッフ:ナッツは癒し系!、画像はあいでぃ~るさんご提供
フリースクールでは、年齢や状況がちがっても理解しようとする人たちの中で、心がほぐれて表情の険しさが消えて行きました。子どもたちを理解しようとする、大人が作った居場所には「安心」がありました。そこにいるメンバーの個性はさまざまですが、各々が人として尊重され安心していられるから、互いに優しかったのかもしれません。

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
「フリースクール・あいでぃ〜る」は八潮市ではじめての民間のフリースクール。
2025年2月3日に鶴曽根にあるビルの1階でスタートしています。
開始時期:必要な時に始められます。
平日毎日やっていますが選択肢はいろいろです!
開講時間:10:00~15:00、送迎もあります。
スタッフのご紹介
<よっち>
少しずつコツコツと自分の楽しみを見つけていこう!!
笑いあって過ごしていけたら幸せです!!
<まいかん>
学校より学歴より大切なものがある!
一緒に色んな経験をしましょ!!!
<あやっぺ>
不登校をきっかけに自分も子供も素晴らしい事に気付いちゃおう!
<ナッツ>
ランニングが苦手、特技:おとなしくすること・吠えないこと
あいでぃ~るの看板犬としてマイペースで癒しをお届けします。マイペースな私ですが、一緒に遊んでください!!

あいでぃーる、4月のスケジュールです
活動のメインを定めたスケジュールはありますが、家以外の場所で自然体で過ごすことが出来て、徐々に信頼や安心が得られたら、語学やパソコンなど様々なチャレンジをプラスしていくことが出来ます。

2025年2月13日、調理実習では焼きそばを作りました、画像はあいでぃ~るさんご提供
焼きそば作りはみんなでワイワイ! 動画には楽しそうな声があふれていました。
スタッフの中には調理師免許をお持ちの方も居られますが、あくまで子どもたちが主体です。

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
スタッフの方とのお話に加わってくれた、一人の中学生の発言が気になりました。
「学生時代は今しかないから! 大人と話しても楽しいけど、同級生と話したい!」「外で遊んでいた時の近所の目が、なにか言われるんじゃないかと気になって、オレはダメな人間だと思ってしまった」。
学校に行くことが出来なくなったとき、自分の気持ちをそのまま話すことが、多くの子にとって難しいことが多いのをご存じですか? 辛いことは自分の中に秘めてしまいがちです! 時間をかけて親御さんと ”とことん” 話してきたお子さんならではだと驚きました。皆がもっと驚いたのは「親だって辛い! 」の一言でした。自殺だって考えたことがあるというのに、親御さんの気持ちまで考えようとする! 素晴らしいお子さんです!!
もう一つ、当然のことながら親にも様々な大きな辛さがあるはずです。
そんな中で時間をかけて、まっすぐにお子さんに向かい合う親御さんの姿には、学ぶことが出来る内容が大きいように思います。

スクール内の様子、画像はあいでぃ~るさんご提供
団体理念より
そうしているうちに自分で考えて必要な選択ができるようになります。
順序を間違えて無理強いする事で「自分としての生き方」を見つけるのに時間がかかるので、焦らず信じて向き合います。
費用はかかります。でもお金を取ることに悩む!!
※ コース・金額ともに、2025年4月現在の情報です。
あいでぃーるさんでは、料金をゼロにすることを真剣に考えていました! 保護者は義務教育の授業料はなくても、学校への様々な支払いを続けながら、フリースクールへの支払いがプラスになる場合も多いです。お子さんが低学年の場合、親御さんの仕事に影響が出ることもあります。全国的にも運営は会費や寄付金に頼るところが多く、安定した運営への課題があります。フリースクールの運営や保護者の負担についても助成金の規定を設ける自治体も増えています。埼玉県や八潮市でも多様なフリースクールの意義を理解して、より広範囲の事業に対する助成の動きを期待します。
●文部科学省が2024年10月31日に通知によると、小・中学校の不登校児童生徒数は11年連続で増加し約34万6千人と過去最多となっています。
●文部科学省が2015年8月5日に出した調査資料によるフリースクール等の平均金額は、会費(月謝)が約33,000円/月、入会金:約53,000円になっています。

スタッフのジャンバーはあいでぃ~るさんのロゴ入りです、画像はあいでぃ~るさんご提供
スタッフの方々の子どもたちに対する真摯な思いと、難しい現実を強く感じました。「学校に行く事を子どもさんが苦しいのであれば、未来ある子どもたちを救いたい」思いはあっても料金をゼロにして、資金がつきてしまったら何も出来なくなってしまいます。
文部科学省の「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」2019年10月25日
の別添え資料3「民間施設についてのガイドライン(試案)」がありますが、そこには
2項:事業運営の在り方と透明性の確保について
① 不登校児童生徒に対する相談・指導を行うことを主たる目的としていること。
② 著しく営利本位でなく,入会金,授業料(月額・年額等),入寮費(月額・年額等)等が明確にされ,保護者等に情報提供がなされていること。
ここで費用については著しく営利目的でなく、保護者等に明確な情報提供がされる事業運営を認めています。保護者負担に対する補助や、子どもたちのために立ち上げたフリースクール自体が、安心して運営していかれるような助成のあり方を願いたいと思います。

近くの公園で、画像はあいでぃ~るさんご提供
さまざまな要因によって増え続けている、学校に行くことが出来ない子どもたちに寄り添い、子どもたちのための安心して心を取り戻すことの出来る場を作ろうと、真摯に向き合っている方々に出会いました。月謝があっても、とても営利目的などと言える金額ではないと思います。人が集まって何らかの活動をするとき、お金はかかってしまうものです。
不登校になってしまった子どもたちのために、真剣に考えてスタートした八潮市で最初のフリースクール「あいでぃ~る」がその理想をかなえて、子どもたち本来の生き生きとした笑顔が戻ることを願っています!!
フリースクール あいでぃ~る
〒340-0801 埼玉県八潮市八條2732-7 紀東メゾン101
TEL: 070-9318-1715
メールアドレス:free.school.ideal@gmail.com
一般社団法人 らっくんぼ
〒340-0802 埼玉県八潮市鶴ケ曽根798-9
フリースクール・あいでぃーるでは、ボランティアさん募集中です。
また、ご登録いただいているお子様の保護者様は、ボランティアをしていただくと利用料金を一部免除いたします。
Yahoo!ニュースエキスパート(八潮市)地域クリエーター yuko.N
2025/4/18(金) 15:15 投稿記事



