(前回からの続き)
なんとか商品を販売するための会社を設立することができた。
会社名などは役職のあるスタッフ同士であーだこーだと話しして決めた。こういうときって普通ならもっと楽しい会議になりそうなものだが、今回ばかりはそうでもなく、淡々と粛々と決めていた気がする。
とはいえ、自分たちの会社という認識は結構ある。
自分たちがどういうポジションとかっていうよりも、自分たちで新しい箱を作っているという認識。
すでにある会社で働くというものとまた違う何か。
とはいえ、僕自身は自分で会社を興したりしたこともあるので、別段気持ちが昂るわけでもないが、新しいキャンパスがそこにあるっていうだけで気持ちが清らかになる感じはしていた。
会社を設立した後は、販売できる場所をつくっていく作業。
やはり外せないのが楽天市場とヤフーショッピング。
この二つ、規模は違えど販売手法などはある程度わかっているのでスタートから早く取り組める。なんならスタート前から準備だってできてしまう。
なんてったって、ついこないだまで自分たちがずーっと作ってきたお店があったのだ。
まずは、画像から旧店名を消していく作業だの、新しいショップページのデザインなどを決めながら出店の手続きを進めていく。
出店申し込み後、出店申請までのスピードはかなり早かった。
なんとか出店したらあとは売るだけ。
ただ、ゼロから売り上げを作るのは相当に大変。
過去に蓄積してきたメールマガジン会員などもすべてゼロである。
ないところから売り上げを作る苦労は何物にも代えがたい。
ヤフー、楽天市場と順次オープンしていくことができた矢先、
塀の向こうにいるトップがいよいよ戻ってくることに。
奇しくも会社の創立記念日であり、世間はクリスマスの日のことだった。
(つづく)
