…ったく。


いつまでそうしてるつもりだよ…


しょうがねぇじゃん…


スケジュール、合わなかったんだから。






『……なぁ、いい加減機嫌治せって…』


「……べつに怒ってるわけじゃ…」


『…怒ってんじゃん。喋んないし動かねぇし。』


「…怒ってるんじゃないし。…拗ねてるだけだし。」


『ぁ、そう…拗ね潤か…』


「………。」


『どっちにしてもさ、いつまでそうしてるつもりなんだよ…』


「…だってなんか…納得いかないんだもん…」


『じゃあ納得いくまでそうしてろ…』


「ぁ………」




パタン!




楽屋を出て考える。

……どうしたんかな。

仕事の割り振りに文句言う奴じゃないのに…

翔くん司会の長時間音楽番組の、とある企画…

2人ずつペアになって、音楽に関するチャレンジをするってやつ…

それのペア割りに、今回はどうしてだか、不満らしい。


オレはニノと。

あいつは相葉ちゃんと。


最初はね、オレはあいつとだったんだ。

で、ニノと相葉ちゃん。


だけど、ニノの映画の撮影の都合で、相葉ちゃんと時間が合わなくなっちゃって。

それで…潤とニノが入れ替わったんだ。

それが決まってから、なんか不機嫌になっちゃって。

…なんの不満があるってんだ?

相葉ちゃんなら精力的に取り組んでくれるぞ?

楽しいぞ?きっと。

なのになんで?





「あ、智くん♪どこ行くの?」


『トイレ〜』


「ふっ…行ってらっしゃい♪」


『ん♪…ぁ、翔くん?』


「ん?」


『楽屋戻る?』


「うん?」


『…ちょっと空気悪ぃかも。』


「あ、マジ?どうした?」


『…潤が拗ねてる。』


「あ〜ね……ひどい?」


『ん〜……まぁまぁひどい。』


「マジ?じゃあ俺ノータッチでww」


『ちょ…そこはさぁ…歩み寄ってやってよ…』


「俺じゃ逆効果だよ。智くんじゃなきゃ。」


『…ん〜…なんか無理っぽい…』


「あら。でも…それでも智くんじゃなきゃ。」


『…だよなぁww』


「ふふっ…頼んだよ、リーダー♪」


『へぇ〜い…』


「…俺もトイレ行こうっと♪」


『おう?…あ。楽屋戻んのヤなんだろ!』


「違うよぉ!智くんと戻りたいだけ♪」


『なんだそれww』




用を足して、翔くんと楽屋に戻ると…




「あっ!リーダー!」




潤の隣りに座ってる相葉ちゃんから、手招きされる。

近づくと、相葉ちゃんも立ち上がって来てくれて…

小声でコソッと…




「ごめんっ…解決できなかった…」



って。

…なんとか宥めようとしてくれてたんかな。

けどどうにもなんなくて、って感じか。




『ん〜ん。あんがと。そばにいてくれて。』



相葉ちゃんと入れ替わるように、隣りに座ろうとしたら…



「…おーのさん…」



今度は、楽屋の奥にあるソファに座ってたニノに手招きされた。



『どした?』


「……ごめんなさい…なんか俺のせいで…」


『ばぁか。誰も悪くねぇんだよ。気にすんな。』




仕事なんだからしょうがないんだよ。

だから…

強いて言うなら、悪いのはあいつ。

何が不満なのか、ずっと拗ねたまんま。


ソファに凭れ、頭を抱えて俯いたり…

両手で顔を覆って天井仰いだり…


……?


拗ねてる、というより…

なんか…考え込んでる??

百面相だぞ??




『……まだ納得いかねぇの?』



ポスン…と潤の隣りに座る…



「………(コクン)」


『……どのへんが?』


「……大野さんとがよかった…」


『…あのなぁ?』




ガキじゃあるまいし…




「…分かってるよ……小学生の班決めで駄々こねてる奴みたいだって…ガキくさいって分かってるよ……仕事だからしょうがないって…分かってるよ…」




なんだ、分かってんじゃん。

…それなら…もう言うことねぇや。

でも…なんで拗ねたかは、知っておきたい。




『…分かってんのに、なんでそんな拗ねんの?』


「……分かってない大野さんに…イラついて…」


『へ?…オレぇ?…オレだって分かってるよぉ…スケジュール合わないことなんてザラじゃん?』


「…そういうんじゃなくて…」


『……?』


「…ほら、分かってない…」


『もぉ…なんなんだよっ…謎潤っ…教えろっ…』


「………ペア変わるってなった時…めっちゃ嬉しそうだった……俺よりニノのほうが良いんだ、って…思った。」


『…あ〜……まぁ……それは…』




事実だな…

ニノと、ってなった時、よっしゃ♪って思った。

でもそれは…




「……俺は…相葉くんより大野さんが良いのに…」




…さらっと相葉ちゃんを傷付けてるぞ??




「……ベクトルの大きさが違いすぎて…なんか…俺…自信なくなってきた…」


『同じだよ……むしろオレのほうがデカいって。』


「んなわけ……だったら喜ぶわけないじゃん…俺みたいに落ち込むはず……」


『…オレね、ニノとなら真面目にイチャつけんの。』


「……ほら…」


『大宮って認知度高ぇから。イチャつくのが当たり前なの。また始まった、ってなんの。』


「………」


『でもな、オレとおまえがイチャつくと……その…本気のイチャつきになっちまうから…///てか、オレがおまえに頼りすぎてしまうから…そんでおまえもオレを甘やかしてしまうから…企画が成り立たんって…///』


「ぁ〜…///」


『な?…だから…オレとおまえはペアになんないほうがいいの。』


「…そう…だね///」


『…納得?』


「ん…///……ごめん…」


『謝んのはオレにじゃなくて?』


「ぁ……相葉くん!……ニノ!俺の我儘で…空気悪くしてごめんっ!」




よし!

一件落着!!




「…ねぇ…ほんとは俺とがよかった?」


『ん?……そりゃまぁ…でもなぁ…』


「……でも、なんだよ…」


『一緒だとドキドキしっぱなしだからなぁ…』


「…え?」


『心臓破裂しそうだからヤダ♪』


「なっ…///」


『んははっ♪照れ潤〜♡』


「ぉいっっ///」


『お〜♪怒潤〜♪』


「こらっ///もういい加減にその、何潤ってのやめっ……///!?」




…ちゅ♪…と頬っぺにキスしてやった〜♪




『んはっ///…ちょお照れ潤♪』


「……っ///」


『これで機嫌治った?』


「…そもそも悪くないし…///」


『そうだった♪拗ねてるだけだった♪』


「でも…一緒にロケ行けないの残念だから…慰めて?」


『んふふ…甘潤だなぁ♪…でもオレも。ちょうど慰めてほしかったんだ…』




潤に寄りかかり、クイッと顔を寄せる…




『…いっぱい慰め合おう?』


「ん…///」


「…機嫌治ってくれたのはありがたいですけど…放っておくとすぐ2人の世界に入る…」


「だね〜…ねぇリーダー!俺も松潤に地味〜に傷付けられたから慰めて〜♪」


「『…あ///』」




そうだった…ここ楽屋で…

みんないるんだった…///




「…じゃ、続きは…夜にたっぷりと♪」


『ん〜♪』




夜は…サカ潤になるからな…///

それから…エロ潤…激潤…///


今日はいろんな潤が拝めて楽しいぞ♬





☆おしまい☆




…って、どういうお話だよww

先日の『優潤』から派生しました…
色んな○潤を出したかっただけです(笑)
○潤、テーマ化しようと思ったけど、
そんなに増えそうにもないし。
それなら1話に詰め込んじゃえ、って。
で、1つのお話にまとめると(全然まとまってないけど)
こうなりました…
他にも○潤、ありそうですね。。。
でも今のところ、思いつくものがありません^^;
…何か書いてほしい○潤ありましたらご一報を♪
思いついたら書いてみます♪