☆S☆










ドキドキドキドキ……


お風呂から上がって、潤くんから離れたのに
ドキドキが止まんねぇ…


潤くんの体…


チラッとしか、見れなかったけど…


ほど良く筋肉が付いてて…男らしくて…


なんか色々ヤバかった!


これは慣れるまでに相当な時間が必要かも…





「ふぅ♪さっぱりさっぱり〜♪
…あ、タオル、これ使ってよかった?」



『あ、うんっ……』





…ダメだ///

なんか直視できないっ…

あのスウェットの下には、
さっきの裸体が……




『……っ///』




ブンブンブンと頭を振って
残像を追いやる…




「……どうしたの?」



『…!!
…なんでもないっ!あ、お水飲む?』



「ん!」




コップにペットボトルのお水を注ぎ、
手渡した。




「ありがと。……ぁ…智、髪の毛まだ濡れてる。雫、垂れてるよ…ちゃんと乾かさなきゃ…」




そう言って、オレが首に巻いてるタオルを頭に被せ直して、ワシワシと拭いてくれてる…




「ドライヤーは?」



『まだ買ってな〜い…』



「そうなんだ…じゃ、念入りに拭かないと。…おいで?座って拭いてあげる。」




潤くんに手を引かれ、寝室に連れてかれて…

ベッドの真ん中に座らされた。



ワシワシ…ワシワシ…


時々、頭皮とか首の後ろとか、マッサージを加えながら、念入りに拭いてくれて…




『んふふ…マッサージ……ちょお気持ちい〜…』




だんだんと力が抜けていく…



ポスン♪


…と潤くんに凭れかかった…





「お?どした?」



『…ねみぃ……』



「ふふっ///…もうちょっと耐えて?まだ…もう少し乾かさないと……」



『…もう大丈夫だよぉ……ていうか、潤の髪の毛もまだ濡れてるよ?』



凭れたまんま、潤くんを見上げて、髪の毛に手を伸ばす…




「…///…俺はいいんだよ。」



『……じゃあオレもいい!よし!寝よう!』



「ふははっ…どんだけ眠いの…」





…まだそんなに眠くはないんだけどね?

…なんていうか…

これ以上触れられてたら、オレ……

逆に眠れなくなりそうで…





「よいしょ♪……ほら、おいで?」





潤くんがベッドに寝そべって手を広げてる。


オレは潤くんの右側に寝そべった。


…久しぶりの潤くんの腕枕……


お風呂上がりだけど、ちゃんと潤くんの匂いがする…///





「…はぁ♪何日振りかなぁ……あの日以来だよね。ずっとこうしたかったんだよ…はぁ…会いたかったぁ…」





ぎゅうっと…力強く抱きしめられる…


…トクトクトクトク……


あの日と同じ…潤くんの鼓動、速い…





『…オレもっ…そぉだよ?』



「ほんと?」



『…ぅん///すごく…待ち遠しかった///』



「ふふっ///…そっか♪」





ソファでイチャイチャしてた時みたいに、
頭を撫でたり、背中を摩ったり…


それがすごく…心地よくて…




『……ん…』




もぞもぞと、潤くんに擦り寄る…




「……ん?どした?」



『…もっと…撫でて…』



「ふふっ…///いいよ…」



『へへっ///』





潤くんがずっと撫でてくれてる…

髪に指を絡ませて、梳かすように…



…おかしいな…


触れられてたら、ドキドキして眠れないかもって思ってたけど…


なんでだろ…


こうやって撫でられてると、すごく安心する…


だから…だんだん…眠く……




「……智?」



『……!……ぁい……』




いかんいかん…

眠ってしまいそうだった///




「あ…ごめん、眠りそうだったのに…起こした?」



『ん〜…なんか心地よくて……』



「いいよ、おやすみ…今日はよく動いたから疲れてるんだよ…」



『…ん〜…じゅんくんは〜?寝ないの〜?』



「…もう少し…起きとく。」



『……じゃ…オレも〜……』



「ふっ…もう寝かかってんのに…無理して起きてなくていいんだよ?」



『……だって……今度はいつ…こうやって…一緒に寝れるか…分かんない…し……ふぁ〜ふ……』





…あ…ヤバイ……もう……限…かい……


もっとたくさん触れてたかったのに…


オレはあっけなく眠りに落ちてしまった…