☆S☆








…どれくらい時間が経ったかな…


ずっと…潤くんとキスしてて


ずっとドキドキフワフワしてて…


ずっとなんか…気持ちいい……




「…(ハァ)……智…明日…仕事だよね?」




キスの合間で、潤くんが訊いてきた…

このタイミングで?




『…ん…そうだけど……』



「…朝…早い?」



『んと……6時半には起きないと……』



「…そっか……」





そう呟いて、ゆっくりと起き上がった。




『……??』




どうしたんだろ…




「……これ以上は…今日は…やめとこう…明日の仕事に…影響が出るかもしれないから……」




…そう…なのかな。




『…キス…しすぎると…ダメなの?』



「…ぅ、うん…まぁ……キスで終わんなくなる恐れがあるから…」





キスで終わんない?

ピントこないけど…

経験豊富な潤くんが言うんだ。

きっとそうなんだ。





『あ、じゃあ、お風呂入って、寝る準備しないとねっ♪』



「ぉ、おぉ…そうだねっ……」





よいしょ、と起き上がり、風呂場へ向かう。


初お風呂〜♪


給湯栓を開けて、お湯を張る!


…ぁ。


潤くんって、お湯…熱いほうがいいのかな…


オレの加減でぬるめにしようとしてたけど…




『ねぇ〜潤く〜ん……じゃなかった、じゅ〜ん!』




風呂場から叫んで呼ぶと、
飛んで来てくれた♪




「どした?」



『ぁ…湯加減って、いっつもどれくらい?
ぬるめ?熱め?』



「ん〜…智の湯加減でいいよ?…一緒に入るから♪」



『ほえぇっ!?一緒に入んの!?』



「ふふっ…そんなに驚かなくても!」



『いっ…一緒に…入んの…///?』




それはっ…すっげぇ恥ずいぞ!?

裸…見せ合いっこするんだろっ!?

ムリムリムリっ…

それこそ絶対…心臓止まるって!!





「……冗談だよ!…熱めでお願いします!」



『…ぁ…ぅん…分かった!』




潤くんは熱めのお風呂が好み、と。

…それにしても…一緒に入るだなんて…冗談がすぎるよぉ…

びっくりしちゃったじゃん///



ふぅ…


よし。


そうだ!


寝室の加湿しよ!


せっかく潤くんが買ってくれたから〜♪


潤くんの香水も垂らしちゃおうかなぁ♪


潤くんの香りに包まれて寝んの♪


…あ。関係ないか!


だって潤くんとくっついて寝るんだから♪


でも加湿はしようっと♪



寝室へ行くと、
ベッドに潤くんが座ってて…

サイドチェストをゴソゴソしてた。




『なにしてんの〜?』



「……!!
…ぁ…ごめん…勝手に寝室入って…」




ビクッとして、慌ててチェストの引き出しを閉めた…


…なんか隠した??




『それはいいけど……何してたの?』



「へっ!?……いやっ…べつに何もっ……」




…なんか怪しい……




『……ふ〜ん…』




オレは、潤くんが慌てて閉めた引き出しを開けてみた…




「わっ…ダメっ…開けちゃ……って…もう開けてるね…///」



『……これっ…///…なっ…んでっ…///』





アレする時に…使うやつ///

いつの間にっ…

ていうか…潤くんは…今日…するつもりで…


…あぁ!


さっき言ってた、キスだけじゃ終わんない、ってやつ……

これのことだったのかぁ///





「これは…その〜…ねっ!さっきホームセンターで買ったんだ…いつ、そうなってもいいように、早めの準備をね!してたわけ!…なにも今日…使おうとか…思って…なくも…ないけど…思ってないから!」



『んふふ…どっちなの、それ…ww』



「………智次第だよ…」



『オ、オレなの!?』



「…ん。智が…してもいい、って…思うんなら…」



『……潤は?』



「…俺はしたい。」



『…///…そぉなんだ…///』




そんなハッキリ…

でもなんか…嬉しい…

だけど……




『……でもオレ……分かんない…やり方…やったことない…から…』



「…ぅん…それは大丈夫…俺が教えてあげるから…」



『ん///……ありがと…///』



「…智も、したい、って思ってるんだ?」



『もちろんだっ///……だって…潤のこと…好きだからっ…///』




恋人同士なんだから、そういうことすんの、当たり前なんだろ?




「ふふっ///…ありがと。…じゃあ、まずは…一緒にお風呂、に慣れてからだね。」



『…え?……お風呂…一緒に??』



「……裸、見られるのから慣れてかないと。お風呂入るくらいで恥ずかしがってたら、えっちなんてできないよ?」



『…ぁ///』



そっか…

そうだよね///



「…ゆっくりでいいからさ。キスにも慣れて裸になるのにも慣れて。…それからね。」



『……ぅん///』



「智もそう思ってくれてるって知れたから、俺は嬉しいし。…なおさら大事にしたいって思ったし。」



『…うん…ありがと///』



「楽しみにしてるよ♪」




…そっか…

色々考えてくれてるんだ…

…恋愛に慣れてないオレのペースに合わせてくれてる…

やっぱり優しくて……


大好きだなぁ///


早く応えてあげられるように…


さっそく…




『潤!…お風呂…一緒に入るっ///行こっ!』



「……え?……えっ!?」




なんでか戸惑ってる潤くんの手を引っ張ってオレたちはお風呂場へ♪


そして、初めての一緒にお風呂!


…ドキドキだなっ///