*いちごの妄想話*

BLです。苦手な方は回避してください…










2週間ぶりの潤の感触・・・


潤の唇が触れるとこ、全部が気持ちいい。


・・・気持ちいいんだけど、、、

さっきから、仔猫が、じっと見てんだよね・・・


猫と言えども、行為を見られるってのは、

やっぱり恥ずかしくて。


でも潤は、見られてる方が逆に興奮するとか言ってるし!


見られながらヤルとか、絶対ムリ!!


それに、、、たとえ猫にでも、潤の、あの高揚した色っぽい顔、見せたくない。


・・・おいら、重症だな。

猫にまで独占欲出すなんて・・・



少し拗ねてみせると、潤が慌てて寝室に連れてってくれた。


・・・やっぱり優しいな。潤は。


ベッドの脇で、ゴソゴソと準備をしてる潤。

おいらはベッドの真ん中で、潤を待つ。


・・・なかなか、来ない潤を、

たまらず、呼んだ。



「・・・早く、続き、しよ?」



って、、、自分から誘うって恥ぃな・・・


この一言で、

潤のヤル気がヒートアップして。



「智?今日は朝まで離してやんねぇから。・・・2週間分ね。・・・覚悟、しといて。」



だって。・・・願ったり叶ったり、だよ。

・・・おいら、まだ愛されてるって、思っていいんだよね?

・・・おいらのこと、好きでいてくれてるんだよね?


覚悟、できてるよ。

朝まで離れない覚悟・・・




潤が、いつも以上に優しく、

でも、時々、狂ったように激しく。


ナカでハジけるほど、

おいらは、満たされた。


おいらを感じてくれてることが嬉しい。

愛してくれてることが、嬉しい・・・


ありがとって、呟いたら、ぎゅうっと力強く抱きしめてくれて。


何度昇りつめたか、分かんない・・・けど、

何度も潤のイッた顔を、みて、力尽きた。



朝まで抱かれるのは、ムリだったけど、

朝まで離れないでいることは、できそう・・・


今日は、絶対離れないから。


潤にまとわりつくように、

足を絡めてしがみついた。



・・・あ、そうだ、、、




「・・・ねぇ、じゅん?」



「ん?・・・なに?」



潤はおいらの乱れた髪を指で梳かしながら、

返事をする・・・



「・・・あの日、、、2週間前、かな。

おいらが朝早かった日・・・」



「・・・うん?」



「・・・なんでソファで寝てたの?」



「あ〜・・・あの日、ね。それは、、、」



髪を梳かす指が、止まった・・・



「・・・おいらさ、潤に嫌われたのかと思ってた。・・・一緒に寝るのもヤになったのかなって。」



「バッ・・・そんなわけっ、」



「・・・うん、そんなわけ、ないよね。・・・今なら分かるんだけどさ、おいら、変な夢見ちゃったから、なんか、気にしちゃって、、、仔猫、預かったことを口実に、少し避けてた、のは事実。」



「それ言うなら!俺だって、、、変な夢見たせいで、、、しかも、智、なかなか会ってくれなかったから、俺、フラれんのかと思ってた・・・」



「ふふふ。・・・おいら達さ、お互いに翻弄してたんだね。お互いの行動に。」



「・・・だね。・・・あのね、智?あの日さあのまま一緒に寝てたら、また襲っちゃいそうだったから。俺の理性を抑えるために、ソファで寝てたんだ。智、朝早いから、無理させちゃ悪いと思って。」



「・・・寝てんのに襲われたら、たまったもんじゃねぇもんな?」



「・・・襲いたくなるような顔して寝てる智が悪い。」



「・・・おいらのせいかよ・・・」



「えへへっ!・・・智・・・」



「・・・なに?」



「・・・愛してるよ。」



「・・・っ///」




おいらのためだったんだ・・・あの日、ソファで寝てたのは・・・

潤の気持ち、察しないで、勝手に悪いほうに考えて、おいらって、、、ひどい奴・・・


なのに、潤はこんなおいらのこと、臆面もなく、愛してるって、言ってくれる・・・


優しい、潤・・・おいらだって、、、



「・・・おいらも、潤が、好き、だ。」



「・・・好き?なの?」



そうか、おいら、伝えるの下手なんだから

ハッキリ言わないと・・・また潤に寂しい思いさせちゃう・・・



「・・・あ、愛してるっ!!」



「ふっ、、、知ってるっつうの。」




そう言った潤は、優しく微笑んでて。

またキスの雨を降らし始めた・・・


力尽きたハズなのに。

あんなに、繋がりあったあとなのに。


また、お互いを求めてる・・・




「・・・んっ・・・じゅ・・・ん?

たまにはさ、2週間、くらい、、、ご無沙汰すんのも、いいかもね?」



「・・・どう、、、いう意味?」




・・・あれ?分かんなかった?


いつもの、甘々な戯れあいも好きだけどさ、

こういう、、、飢えて、欲して、求めあうっていう、、、なんか、こう、燃え上がる感じのやつ?たまには、こういうのも、いっかなぁ・・・なんて。


思ったんだけど、伝わってない?



「ねぇ!・・・それ、どういう意味!?」



・・・あれ?また潤のこと、翻弄させちゃってる?

ま、いいや。・・・あとでちゃんと教えてあげるよ。


今はただ、潤に抱かれてたいんだ・・・









〜END〜