*いちごの妄想話*

BLです。苦手な方は回避してください…










仕事を終えて、車に乗り込んだら、

まつじゅんがすぐに問い詰めてきた。



家に着けば、分かるんだからさ、そんなに焦って聞かなくてもいいのに。



そしたら、潤、ぼそっと呟き始めて。



「・・・我慢、してたのに、、、」



・・・え?我慢、してた?

・・・何を?




「いつになったら連絡くれるのか、毎日毎日携帯とにらめっこしてたのに、、、」




・・・携帯とにらめっこ!?潤が?


・・・おいらからの連絡、ずっと待ってた?


・・・にらめっこって、、、可愛いな。

思わず笑ってしまった・・・




「・・・2週間も俺を放ったらかしといて、挙句に可愛い子、連れ込んでるなんて、、、」




可愛いコ?・・・潤、もしかして、勘違いしてる?

でも、仔猫の写真、見てたし・・・




「それが本当なら、、、」




ホントなら、何?

どうするつもり?

・・・おいらに言わせるのか?




「・・・ホントだったら?・・・おいらと別れんの?」



「・・・っ!!」




うん、て言われたらどうしようかと思った。

潔く受け入れようって思ってても、いざとなるとやっぱり、、、やだよ・・・


けど、おいらからの連絡待ってた、って・・・


おいらが誰かと同居してるって聞いてから、

なんか態度変わったし、、、



おいらが思い違い、してたのか?

そもそも別れるつもりなんて、ない?


おいらがあんな夢、見ちゃったから、

敏感になってただけ?


もし、そうだったら、おいら、潤にひどいことを・・・


・・・けど、あの日潤は、おいらの隣りにいなかった。・・・一人で、ソファに寝てた。

それは事実なわけで・・・





家に着いたら、とりあえず仔猫をゲージに入れないと。潤のアレルギー、出さないようにしなきゃね。


5分だけ待ってもらって、準備をした。

あと5分で、潤がおいらんちに・・・

・・・久々だな。



リビングのドアを開けたら、仔猫が飛び出してきた!?なんで!?ちゃんとゲージに入れたのに!どうやって出たんだ!?


はっ!やばい!!

潤のアレルギー!!





・・・え?


・・・違うの?


・・・花粉症の人って、猫アレルギーじゃ、ない、の?


・・・まじかっ!!


やばいっ!これは、恥ずいぞ?

穴があったら入りたい・・・



そんなおいらの気持ちを察したのか、

潤が飲み物、欲しいって、、、


そういえば、なんにも出してない・・・

ビールでいいかな。


キンキンに冷えたビールをグラスに注いだ。


あ〜・・・美味そうに飲むなぁ・・・



って、見とれてる場合じゃなかった。




仔猫のこととか、こうなった事情とか、色々説明した・・・


ことごとく、おいらの勘違い・・・


・・・潤に、申し訳ない・・・



「あのさ、まつじゅん、その、ごめんね?」



猫アレルギーって勘違いしてたこと。

勝手に、潤がおいらと別れたいって、

思い込んでたこと。

・・・潤のこと、2週間も放ったらかしにしてたこと。


謝ったけど、許してくれるかな・・・



そしたら、ちゃんと慰めてって。

寂しい思いしたんだから、2週間分、しっかりねって。


そっか。・・・寂しかったんだ。


・・・おいらも、寂しかったんだよ?

だから、とりあえず、おいらの充電からしても、いいかな・・・


いいよね?潤も寂しかったって、言ってくれたし!!



潤に飛びついて、抱きしめた。

あ〜・・・潤の感触だぁ。潤の匂いだぁ。落ち着くなぁ・・・やっぱ、好きだぁ・・・



しばらく抱きしめて、潤の感触を確かめてたら、

もう、我慢の限界だって、、、

これだけで、おいらを欲しがってくれるんだ?

そんなにおいらに飢えてたんだ?


・・・嬉しいな。



「・・・慰めて、あげる。」



潤の唇に、おいらのをそっと、あてた。


慰めようとしてんのに、潤のほうが、、、

熱くなってる。


おいらの名前を何度も呼んで、

興奮してってるのが、分かる。



・・・すごく、嬉しい。

勘違いしてた自分が、恥ずかしい。



おいらも早く、潤と、、、繋がりたい。



多分、無意識に、

潤の服を脱がそうとしてた・・・