*いちごの妄想話*

BLです。苦手な方は回避してください…











仔猫の里親はなかなか見つかんなくて。

気付いたら1週間が経ってた。

・・・つまり、潤と仕事以外で会わなくなって、1週間。


この1週間、潤は何をしてたんだろう。

おいらと会わない時は、誰と何をしてんの?


仔猫も、夜になると元気に走り回って、、、

おいらの睡眠を妨げる・・・


色々気になって、眠れない日が続いてた。


潤に、会いたい・・・

1日だけでもいいから、行こうかな。

でも、、、このコは放っておけないし・・・


かと言って、潤がうちに来ると大変なことになっちゃうし。・・・潤はアレルギー持ちだからさ。

うちには、入れられない。


・・・って、潤がおいらに会いたいって思ってるかは、分かんないけど。





・・・はぁ。



「・・・おーのさん、どしたの?ため息なんかついて。・・・ちゃんと眠れてる?

・・・仔猫が悪さして、夜も寝てないんじゃないの?」



ニノは、昔から勘がいい。

ていうか、おいらのこと、よく分かってる。



「・・・うん。ちょっと、寝不足・・・」



「猫の扱い方で困ってる?・・・相葉さんに相談してみたら?」



「・・・そう、だね。ちょっと聞いてみよっかな。」




相葉ちゃんに相談したおかげで、なんとか仔猫との生活にも慣れてきた。


仔猫も、ここに慣れてきたみたいで、

スリスリしてくれたり、夜は一緒に寝てくれたり、おいらを飼い主って、思い始めてる?

でも、あんまり懐かれると、ホントの飼い主が決まった時が、つらいかも・・・


早く、里親、見つかんないかな・・・




仔猫を預かって2週間が過ぎた・・・

そろそろ、おいら、潤不足でヤバいかも。


けど、潤はそうでもないんだよね?


この2週間、会いたいとか、家に来てとか、

仕事の合間をみて二人っきりになるとか、全然なくて。

・・・潤は平気なんだと思うと、胸がイタイ・・・



「おーのさんっ!

今日も激しく猫背だけど!?」




ニノが、おいらの肩を組む。

なんか、、、人肌恋しいせいか、密着されると妙に落ち着く・・・



楽屋に入ると、相葉ちゃんと潤が話してて。

潤が、何か言いたそうに、おいらを見た。



そしたら、急にニノが仔猫の話をしだして。

相葉ちゃんも、乗っかってきちゃって。



潤にはまだ言ってないから、分かんないよ。

又聞きするの、嫌がるからなぁ・・・潤は。



多分、今、モヤモヤしてるはず。

なんで俺だけ知らないんだ、ってね。



そんな潤に追い打ちをかけるように、

翔くんが写真をLINEで送ってきた・・・



おいらが仔猫とじゃれ合ってる写真・・・


・・・潤の顔色が変わった?



俺にもそのコに会わせろって、

今日終わったら行くからって、、、


なんでそんなにこだわんの?

2週間、連絡しなくても平気だったんだろ?

おいらのことなんか、ほっとけばいいのに。


・・・そうしないってことは、

もしかして、まだ、おいらのこと、、、

なんて、自惚れかな。



だって潤は平気だったんだもんね?

・・・このまま自然消滅を狙ってる?



もしそうなら、今日の夜が正念場かな。

ちゃんと潤の気持ち、聞こう。

何をいわれても、しっかり受け止めよう。



そう決心して、潤をうちに呼んだ。