「・・・はよ。」


「おはよ。・・・松潤、どうしたの?
最近元気なくない?大丈夫?」


「ん?そぉかな。・・・ちょっと寝不足なだけだよ。大丈夫。」



ぶっちゃけ、大丈夫では、なくて。
あの夢が頭から離れなくて、ホントに眠れないんだ・・・

大野さんが俺と会ってない時、どこで何をしてるのか気になって。
・・・誰と何をしてるのか気になって。
考えてると目が冴えて、眠れない・・・



「・・・もしかして、その寝不足、リーダーと関係ある?」


「・・・え?」



相葉くんて、みんなの感情の変化に気付くのも早くて、時々、すごく鋭くなる・・・
なんか知ってるのかな・・・



「な、なんでリーダー?」


「いや、、、なんとなくね?
ごめんね、変なこと言って・・・」



そんな話をしてたら、大野さんが楽屋に入ってきた。・・・ニノに肩なんか組まれちゃって。密着しすぎだよ、それ・・・



「・・・J、どうしたんです?」


「・・・なんでもない。」


「・・・そうだ、J、知ってます?
おーのさん、今めっちゃくちゃ可愛いコと同居してるんですよ!」


「・・・!ニノっ!その話はすんなって!」




・・・は?今、なんつった?
可愛い子と同居??・・・彼女って、こと?

なにそれ、意味わかんねぇ。
しばらく会えないって、、、家にも来んなって、そういうことだったから?

じゃあ、さっさと別れを切り出せばいいじゃん・・・会わないまんま、自然消滅、狙ってたわけ?ハッキリ言えないから?・・・なんかムカついてきた。俺は必死で我慢してたのに・・・




「あ、あのコまだリーダーんちいるの??めっちゃ可愛いかったもんね?一緒に風呂入ったりする?寝る時も一緒??」


「あ、相葉ちゃん、、、その話は、しないでって・・・」



・・・なんだよ〜!
やっぱり相葉くんも知ってんの!?
ていうか!風呂も寝る時も一緒って!!
もぉ!マジで、なんなんだよぉ・・・




「リーダー・・・その話、俺にも詳しく聞かせてよ・・・」


「え?・・・いや、まつじゅんにはまだ、話せない・・・かな。」


「なんでだよっ!」


「ちょっと松潤!
そんなに怒んなくても・・・」



・・・確かに、、、俺がここで声を荒らげて詰め寄ったら俺らの関係が、バレちゃうし・・・

でも、でもっ!!
どういうことか説明してもらわなきゃ、気がすまないっ!!



・・・カチャ



「ニノぉ〜!!さんきゅーな!!これ、ベストアングルショットだよ!!」


少し空気の沈んだ楽屋に、意気揚々と、翔さんが入ってきた。



「・・・あれ?どしたの?」


「なんでもないですよ!それより、この写真どうするんです?」


「もっちろん、待ち受けだよ〜!究極の癒しだからね、このツーショットは!!」


「どれどれ〜?俺にも見せて〜!!」



俺も気になったから、相葉くんに紛れて、チラ見する・・・

・・・なんだ!?これ!!
お、大野さんが、、、超絶可愛い笑顔で仔猫と戯れてる・・・



「LINEでみんなに送るよ!癒しは共有しないとね!!」



翔さんが気を利かせてか、その写真をグループメールで送ってくれた・・・

・・・それはいいんだけど、、、写真の状況を教えてよ、大野さん・・・


あ〜もぉ!我慢も限界だっ!!



「俺もそのコに会わせてよ。」


「で、でも、まつじゅん、、、」


「今日!!終わったら行くからっ!!」



どういうことかきっちり説明してもらおうじゃないか!!