CLASKA The 8th Galleryの担当大槻さんから
「Mt.Fuji92.2km」初演コメントをいただいて
それがあまりに感動だったので、ブログにも掲載させていただきます。
運動しかしていなかった僕は芸術にはとても疎かった。
中でも演劇、ミュージカルなどの類は全く触れて来なかった。
時は流れ、アートギャラリーの販売担当になり、熱帯様が来た。
僕は芸術アレルギー。未知の案件は恐怖だった。the8thgalleryで演劇なんて出来ようがない。
なんて思ってた僕の接客はきっと最低の初対面だったはずだ。
それでも黒川主宰はthe8thgalleryを会場として即決してくださった。
実際に全日程が終わるまでは気の抜けない闘いが続くと思ってた。
稽古を監視し、粗探しをしてやろうなんて意地悪を企てていた。
するとどうだ。
普段は頼りないくらい優しい俳優さんが、僕のようなチンピラめいた従業員を演じる姿、
演技はほぼ経験がないというのに見事なまでの感情描写の女優さん。
何よりいつもの自分の仕事姿を俯瞰で見ている感覚。
面白い。かも。
そして全日程が終了してしまった。
ようやく分かり始めたのに。
どうしても理解したかったあの場面、もう一度聞きたいあの台詞。
僕は再演をお願いしていた。
どこまでもただそこにあるだけの日常感を形にしただけという本当にシンプルな構成。
舞台装置も美術もないただの空間。
黒川主宰は僕のような人間のために書いてくれたのか。
おかげさまで今は早く観たい。
そう思ってます。
大槻俊平(CLASKA営業部門)
頑張ります。