前日は劇団作業で手こずり、寝たのが3時過ぎ。

寝ている身体を無理やり起こし、這うように朝食へ。

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白粥がない時点でテンションも下がっているし
今日のランチは本気出すって決めているので少なめ
※この朝食で食べたたこ焼きが大阪ラスト粉ものとなりました。

朝食後に次のホテルを予約して、
急いで荷造りをしてお引越し。
次のホテルに荷物を預けてすぐ出発。


大阪と対峙する時がやってきた。

「それを観光っていうんだよ」
という声は一切受け付けない。

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私が清少納言なら
「旅は白粥」ともうひとつ
「旅はクルーズ」と記すのです。

精神鍛錬の目的地として大阪を選んだ段階では
まったく意識していなかった。
大阪は水の都。市内を川が何本も通っている。

前回の浜松もそうだけど
気づけばクルーズのある場所を選んでいる。

水が私を呼んでいる。もしくは水に呼ばれている。
そうだとしか言いようがない。魚座だし。

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周遊時間は1時間と長め。
それだけの時間をかけられる水場があるということ。

日本第二の都市、大阪。
大阪の発展は明らかに川があったからだ。
地形がこの土地に最大級の幸運をもたらした。


川から川を交差しながら、大阪に思いを馳せていると
突然、デモンストレーションが始まった。

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え?

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そして再び天井は上がっていき
何事もなかったようにクルーズは続行。
いったいなんだったんだろ…。


クルーズ欲も満たされたところで
大阪ディープスポットへ。

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まずは鶴橋。焼肉の聖地。
コリアンロードは異国情緒たっぷり。

この路地を三巡して、入店。

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物凄く楽しみにしていたのだけれど
亀戸ホルモンの方が美味しい…


願って願って願って
願いが叶ったけれどもイマイチ。

過度な期待が落胆を促す。
人生は修行の連続です。



大阪へ行くと告げると
友人知人はこぞって
「夜は新世界には近づくな」
と言いました。

治安のいいこの国で
そんな場所がまだあるだなんて。
とてもつもなく大阪が怖くなりました。

でもやっぱり大阪といえば通天閣。
ここだけはこの目で見ておきたい。

昼になるのを待ちわびての新世界探訪です。

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地下鉄から階段を上り
通天閣タワーが見えた瞬間

「好きだ」

と思いました。


風情があって
懐かしくて
愛おしくて

通天閣があるなら、
私は大阪を愛していけるとすら感じました。

30分待ちで
展望台に登れなかったのがとても心残り。


いや、それにしても。
新世界という名前は誰がつけたのだろう。
エキゾチックでエロティックであまりにも美し過ぎる。
名付けた人間を劇作家として激しく嫉妬する。