本番が終わった宮下雄也君が参加、
いよいよcarneは本当の稽古が始まった。
それはそれは膨大なセリフ量。
二回目のかおるちゃんはまだしも
他の方は初演な訳で悪戦苦闘するのは当たり前。
にもかかわらず
セリフが完璧でなくても、どこか舞台上にはゆとりがあり
「絶対本番はやってくれる安心感」というものがあって
キャリアのある方と共に創作する喜びをかみしめる。
現場はとてもいい雰囲気で
キャストはみんな仲が良く
穏やかに楽しく稽古ができている。
しかし愛憎が入り組んでいる『売春捜査官』
登場人物たちの関係には確固たる距離がある。
その塩梅をうまく調整するのが私の仕事だ。
俳優は生き物。
芝居は生もの。
ちょっとしたことでバランスが崩れてしまう。
私の演出次第でどちらにも転ぶ恐ろしさ。
神がかった采配のひらめきが宿りますように。
メインキャスト+芳賀で記念撮影。
レンズを向ければ一瞬にしてご覧の通り。