フレネミーがころんだ稽古中。
久しぶりのシチュエーションコメディ。
こんなご時世ですから何も考えず笑えるもので
お客様に少しの間でも時間を忘れていただきたい。
そう思うのは高校生の頃、
ラジカルガジベリビンバシステムを観ている時間だけが
窮屈な現実のすべてから解放される至福の時だったから。
観終わった後、必ず「これであと1週間は生きられる」と思った。
その感覚を身体が未だに覚えている。
笑いに携わる人間は聖職者。
神に仕えるようなもの。
ゆえにコメディは厳粛な気持ちになる。
“くだらな”の神をお迎えするために
頭はクールに、神聖な魂で。
写真は長谷部洋子ちゃん。
一緒にいると穏やかになれるので
稽古後を共にすることが多い。
佇まいが幸薄そうなところが最高です。