パリとLAでの創作活動
パリでのデザイナー活動を経てLAで華やかにアーティストに転身。経験から得たエッセンスとその街のバイブレーションに自分の身体、感性を素直に開き創作活動に生かしているtwotom さん。今回はいよいよインタビュー最終vol4 、LAでの冒険は続きます。
LAでの個展
Paristree
パリで吸収した文化、そしてLAに引っ越してそこからアーティスト兼主夫生活が始まるのですが、絵を描いている中でパリとLAの生活がどのように影響しているのか教えてください。
Twotom
お空が広いのと、大地が広いのと、アメリカって広いなっていう印象が
その、めっちゃ単純なんだけど、そのでけーなアメリカっていうのが、
俺の脳みそをパカーンで開いちゃったのね。。ワオ !!!! スペース !! アメリカでけーみたいな。
Twotom
パリにいた時は人がすぐ隣にいるし、外出ればタバコ屋も郵便局もスパーも5分あればいけるし。街を歩いていて可愛いギャラリーがあればすぐ行けます。
でもロスでは、今日は郵便局に行きますっていう計画を立てないといけません。 笑 笑
気まぐれでちょっとその辺立ち寄るなんてできません。でもロスは天気がいいのとみんなが単純でアホでも別に余裕で生きてます、みたいな空気があります。だからあまりジャッジしないし、人にいちいち会いません。パリのように人を全身ジロジロ見ないですし。
Paristree
ロスでは人目をあまり気にしないのですか。
Twotom
そう、心地がいい。でもパリの ça va pas ~みたいなアンニュイな感じも好きだったの。
パリにいた頃はパリが大好きで、アメリカに引っ越すなんて思ってもいなかったです。。
このパリのグレーな空と、メランコリックな感じの影響は俺の絵の中にもあります。。澁澤龍彦的なサドマゾ的な、暗いヴェルヴェットの世界観が好きでした。
ロスなんてそんなヴェルヴェットな感じじゃないですし。。 短パンサンダルですからね、笑
Paristree
頭パッカーンの影響で創造性も開花しましたか?
LAのアトリエ
Twotom
はい、パリにいた時は机で小ちゃい細かい絵を描くのが好きだったけど、
ロスに行ったらスペースがあるから大きい絵を描きたくなりました。そこが変化かな。
今LAに住んでからはパリのコンパクトな狭い空間が窮屈に感じてきたかも。。
Paristree
自分の空間認識や距離感がロスで大きくスペースを使って絵を描くことによって変わってきたんですね?
Twotom
本当にそう。いちいち色々気にする必要も無いし、人から気にされる事も無くなりました。
自分の活動に自然に集中できる環境です。今4年目ですが。。
Paristree
今どんなムードですか?
Twotom
今は本当に毎日充実してますし、旦那が仕事してるから生活は困りません。時間に追われていることも無いし、プレッシャーもないです。 自由にやらせてもらってます。喪失感も無いし、何も無いことも楽しいです。 何もしない事も楽しいし、自分にジャッジを下さなくなりました。
何かしなきゃ、という事もなくなりました。
Paristree
強迫観念がなくなってLA生活を満喫していますね。
Twotom
もうそれはバリバリ!! 趣味に生きてるって感じです。
前だったら自分が生産していない事に罪悪感やプレッシャーを感じていて、
ちゃんと絵を描いてプロモーションもしなきゃいけないのかなーって思ったりしてたけど。
一度プロのアーティストにお会いした時に、ツトムは毎日絵を描いているの?
と聞かれて、 « いや全然、趣味でやってるって答えたら » « いいね、趣味で »って言われて。
その人はもうアーティストとして生活している人で、 « 趣味がいいよ »って言ってくれて、
それを聞いて凄くホッとしました。
Parsitree
その方の名前は?
Twotom
ジャレッド・バッキスター、JARED BUCKHIESTER、NY在住のアーティストさん。
Twotom
趣味でやってていいんだって思ったら凄く楽しくなって。それでまた肩の力が抜けました。
Paristree
さらにクリエーティブになって。
Twotom
そう、そしたらインスタのお陰で声がかかって。
Paristree
今凄いですよね。
Twotom
以前のやり方と全然違いますね。自分からプロモーションしても何か俺上手くいかないタイプだな、とつくづく思っていたら、壁画描きませんか というオファーがあって。趣味で描いていたのにそこから仕事のオファーにつながって、ショッピングモールの絵を描くことになりました。
Paristree
ギャラリーでの個展は?
Twotom
あれは、ロスで旦那の協力のもと2017年に自己プロデュースしました。今までのパリで描いた絵も合わせて、みんなに観てもらいたかった。 場所借りてショーみたいな事して。パリでは考えられない事です。でもここでは誰も自分のことを知らないから、思い切りやれました。
Paristree
ジャッジがなくなってコレでいいっていう自己肯定感も感じやすい。
Twotom
そう、パリってアートには厳しいし、みんな眼が肥えているから、パリでやるのは怖い面もあるかな。。LAって変な人がいるっていうだけでも喜んでもらえるから、、恐れもないしイエーイみたいなノリでやれました。初めて自分の作品を人に全部見せて裸になった気分でした。
見にきた人たちの感想も率直で、あなたの絵は全然趣味じゃないけど、面白いと思います。と正直に言ってくれたのが凄く嬉しかったです。
Paristree
大きなLAの空を見て頭パッカーンの瞬間から心が裸になり、率直で正直なコミュニケーションから表現する恐れがなくなってLAに魂が染み込んだって感覚ですね。
By Twotomland
Twotom
そう 全くそうですね。でも歴史を背負ったパリの街も美しい。20代30代俺の青春はパリです。だから強い影響はある。日本20年パリほぼ20年、そして今全く違う文化に触れている。日本人としての俺、パリにいた時のアイデンティティー、そして全く違うアメリカ人との世界。 結局何が常識とか全部壊されて。。 また1からやり始める。その感じが気持ちいい。
Paristree
4年前にLAに根を張った木はどんどん成長して行きますね。
Twotom
そうでいたいと思っております。
Paristree
これまでのクリエーティブな活動を振り返ってTwotomのインフルエンサーベスト3を教えて下さい。
Twotom. え~もう
Twotom
トム オブ フィンランド かな
Paristree
第3位ですね
Twotom
2位は 90年代のマドンナ え、でも恥ずかしい。。
Paristree
90年代マドンナは私もリアルタイムで観ていて影響されました。ゴルチエの衣装とか勢いありましたね。では 第1位は??
Twotom
え~
Twotom
旦那 !!!! 笑 笑
Paristree
素晴らしい!!! ありがとうございました。
旦那様と. photo by @Jamie Proluca






