前回の記事では、
エネセラピーの具体的な方法についてお伝えしました。
エネセラピーは、
大昔から伝えられてきた叡智である
「加持の原理」をもとにしています。
加持で癌を治すことは可能です。
(実際に私は体験してきています)
ただし、
エネセラピーは宗教ではありません。
私は、
加持の奥にある本質を、
できる限り宗教的な形から離し、
今の時代の人にも受け取りやすい形にしたいと思っています。
そのために、
エネセラピーでは、
難しい儀式や専門的な知識をできる限り削ぎ落としました。
大切なのは、
たった三つです。
安心すること。
感謝すること。
受け取ること。
この三つです。
🔸🔸🔸
前回の記事では、
宇宙に満ちている大きな生命の力を、
「海」として表現しました。
そして、
私たち一人ひとりを、
その海から生まれた「水滴」として説明しました。
私たちは、
宇宙の外にいる存在ではありません。
宇宙の中で生まれ、
宇宙の中で呼吸し、
宇宙の中で生きています。
つまり、
私たちは大きな生命の海から
切り離された存在ではありません。
本来、
私たちはその海の一部です。
けれど、
不安、恐れ、後悔、自己否定が強くなると、
そのつながりを感じにくくなることがあります。
前回の記事では、
その状態を、
水と混ざりにくい「油滴」のような状態として説明しました。
本来は水滴なのに、
不安や恐れによって、
まるで油滴のように固く閉じてしまう。
すると、
大きな生命の海と響き合いにくくなります。
宇宙に満ちている生命の力を、
受け取りにくくなります。
だからこそ、
安心すること。
感謝すること。
受け取ること。
この三つによって、
油滴のように固くなった心を、
少しずつ水滴の状態へ戻していくことが大切なのです。
🔸🔸🔸
安心するとは、
無理に前向きになることではありません。
「絶対に治ると信じなければ」
と力を入れることでもありません。
🔸安心とは、
宇宙に満ちている大きな生命の力が、
今この瞬間も流れていることを思い出すことです。
自分はその力から切り離されていない。
身体は本来の調和へ戻ろうとしている。
生命の力は、今も働いている。
そう静かに受け取ることです。
🔸感謝するとは、
「今ここ」に戻ることです。
「今日も呼吸してくれてありがとう」
「今も心臓が動いてくれてありがとう」
「ここまで生きてくれてありがとう」
そうやって、
今も働いてくれている身体と命に、
感謝を向けることです。
🔸受け取るとは、
自分の力だけで何とかしようとしないことです。
力を入れて、
無理やり病気を消そうとすることではありません。
宇宙に満ちている大きな生命の力に委ねる。
自分の中にも、
本来の調和へ戻る力があると信じる。
その力を、
安心して受け取る。
それが、
エネセラピーの基本です。
🔸🔸🔸
ここで、
仏教や言霊に抵抗のない方へ、
一つ補足をしたいと思います。
もちろん、
これは必ず行わなければならないものではありません。
唱えなければエネセラピーができない、
というものでもありません。
宗教的なものに抵抗のある方は、
無理に取り入れる必要はありません。
ただ、
音や言葉の力を使うことに抵抗のない方は、
前回お伝えした「受け取る」の実践に、
短い言霊を加えてみてもよいと思います。
その言霊が、
「おん あびら うん けん」
です。
「あびらうんけん」は、
地・水・火・風・空という、
宇宙を構成する五つの要素、
五大を表す言葉とされています。
宇宙全体の働きと、
自分の中の生命の働きを、
響き合わせていく音。
そして、
「おん」は、「受け取ります」という音。
そのように受け止めていただければ十分です。
私はこの言霊を、
自分の波動と、
宇宙に満ちている大きな生命の波動を、
一体化させていく音として受け止めています。
前回の記事の表現で言えば、
油滴のように固くなった心を、
水滴の状態へ戻していくための音。
自分という水滴が、
大きな生命の海と響き合いやすくなるための音。
そのように捉えていただければよいと思います。
🔸🔸🔸
唱え方は、
難しく考えなくて大丈夫です。
手を合わせる必要もありません。
正座する必要もありません。
特別な場所で唱える必要もありません。
寝ながらでも構いません。
歩きながらでも構いません。
家事をしながらでも構いません。
心が不安に傾いた時、
静かに唱えてみる。
「安心する」、「感謝する」、「受け取る」、
この三つの気持ちを持ちながら、静かに唱えてみる。
それだけで大丈夫です。
「おん あびら うん けん」と唱えると、
その音が、
身体の中に響いていく。
その音が、
自分と大きな生命の海をつなぎ直していく。
そのような感覚で、
無理なく唱えてみてください。
🔸🔸🔸
音は、
ただの音ではありません。
音は振動です。
音は波です。
音はエネルギーです。
私たちは、
言葉によって救われることもあります。
「大丈夫だよ」
と言われただけで、
身体の力がふっと抜けることがあります。
「ありがとう」
と言われただけで、
心が温かくなることがあります。
それは、
言葉がただの記号ではなく、
心であり、
音であり、
波であり、
身体と心に響くものだからだと思います。
ですから、
自分に向ける言葉は大切です。
身体に向ける言葉は大切です。
大切な人に向ける祈り(意乗り)の言葉も大切です。
🔸🔸🔸
弘法大師空海は、
「五大に皆響きあり」
という言葉を残しています。
五大とは、
地、水、火、風、空。
宇宙を構成する大きな要素です。
その五大すべてに響きがある。
私はこの言葉を、
「宇宙はあらゆる存在が響き合っている(振動しあっている)世界である」、
という意味で受け止めています。
現代の言葉で言えば、
宇宙は波であり、
振動であり、
エネルギーの世界である。
そのように見ることもできると思います。
私たちの身体も、
その響きの中にあります。
細胞も、
呼吸も、
心臓の鼓動も、
血液の流れも、
すべてはリズムを持っています。
ですので、
安心の音を身体に向けること。
感謝の音を命に向けること。
本来の調和へ戻っていく音を、
自分自身に響かせること。
それは、
決して無意味なことではないと私は感じています。
🔸🔸🔸
また、
観音菩薩は、
「音を観る」菩薩と書きます。
私はこの「音を観る」という表現に、
とても深い意味を感じています。
音とは、
耳で聞こえる音だけではありません。
心の音。
身体の音。
感情の音。
生命の波。
そうした見えない響きを観る智慧。
そして、
歪んでしまった響きを、
本来の調和へ戻していく働き。
そのように受け止めることもできると思います。
ただし、
ここで誤解して頂きたくないことがあります。
私は、
仏さまを外に存在する特別な神さまとして、
崇拝しなければならない存在だとは考えていません。
仏とは、
宇宙にあるさまざまな心の働き(波動)を、
人間に分かりやすい形で、
周波数ごとに体系化して表したものであると考えています。
観音菩薩の(周波数の)働き。
薬師如来の(周波数の)働き。
大日如来の(周波数の)働き。
それらは、
どこか遠くの外側にだけあるものではなく、
私たち自身の内側にもある働きです。
私たちは、
大きな生命の海の一部です。
ですので、
宇宙にあるさまざまな働きも、
本来は私たちの内側に響いている。
私たちは
全ての「仏の働き」を持っている。
そう考えると、
言霊を唱えることは、
外側の何かにすがることではありません。
自分の内側にある本来の響きを、
思い出していくことです。
🔸🔸🔸
「おん あびら うん けん」
この言霊を唱える時、
特別な力を外からもらおうとしなくても大丈夫です。
音の長さや回数にこだわりすぎる必要もありません。
大切なのは、
安心すること。
感謝すること。
受け取ること。
言霊は、
その三つの状態に戻るための補助です。
🔸🔸🔸
エネセラピーは、
とてもシンプルです。
安心する。
感謝する。
受け取る。
その三つだけです。
ですが、効果があります。
抵抗のない方は、
その実践の中に、
音の力を取り入れてみてもよいと思います。
「おん あびら うん けん」
この音を唱えながら、
自分という水滴が、
大きな生命の海と響き合っていることを思い出す。
不安で固くなっていた心が、
少しずつやわらいでいく。
自分と宇宙意識との間にあった壁が、
少しずつ薄くなっていく。
そして、
大きな生命の力を、
安心して受け取れる状態へ戻っていく。
この言霊には、
そのような働きがあると感じています。
もちろん、
唱えなくても大丈夫です。
エネセラピーの本質は、
言葉の形そのものにあるのではありません。
安心すること。
感謝すること。
受け取ること。
この三つに戻ることです。
そのための一つの助けとして、
仏教的な要素に抵抗のない方は、
この言霊を取り入れてみて頂くと良いかもしれません。