昨日に引き続き、「定昇とベア」について。
定昇とベアの額は、非常に小いことも多く、500円や1000円位の金額も珍しくありません。
1年働いて、1000円くらい給料が上がってどうなるの?と思うかも知れませんが、月1000円×12ヶ月で年間12000円のアップになります。
また、給与は色々なもののベースになることが多く、残業や賞与(ボーナス)、はたまた退職金など、非常に広範囲に長期に亘って影響を及ぼすものです。
1000円の影響をもう少し見てみましょう。
ボーナスが年間(2回)で給与の5ヶ月分だったとすると、影響は5000円。
12000円+5000円 ⇒17000円(年間影響額)×35年 ⇒595,000円
さらに、退職金も給与と連動している場合が多いですので、給与の40ヶ月分と仮定すると、影響額は40,000円。
35年間勤務すると仮定すると、なんと1000円の定昇は、約64万円に相当。
1回1000円の定昇がこんなにも影響が長く、大きくなります。これが毎年行われる会社では、その影響はとてつもなく大きなものになります。
この影響の大きさを考えると、ベアを巡る春闘関連のニュースで、経営側(会社)の回答として、「今回の好業績には、一時金で応える」ということが理解できるのではないでしょうか。
ちなみに。ここで言う、「一時金」とは、賞与のことをさしており、会社の売り上げが伸び、利益が上がった分は、給与の上乗せではなく、ボーナスの上乗せで還元し、長期に影響させないために、儲かった分をそのときに払いきるということ意味します。