【回顧録】手術当日 | Life is

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2014年 8月手術(粘液ガン)
2015年 4月シリコン入れ替え
2015年 7月乳輪タトゥー
2015年11月乳頭移植
2017年12月子宮全摘
猫とチョコが好物です。
治療がひと段落して、病気以外の事も書いてます。

2014年8月25日(月)手術当日



一番目の手術の私。 


朝は早かった。


5時台に起こされて経口補液ドリンクを2本飲むミッション。


その後、術中のセンチネルリンパ節の検査のために注射を打ちにアイソトープ室へ。


本来は前日にやる注射を当日朝でいいの?


技師さん曰く「お薬が回るのに少し時間がかかるから、手術開始の時はまだ十分ではないけれど、手術中には完全に回るから大丈夫ですよ」とのこと。


信じる。


不安だけど信じるしかない。


猛烈に痛いと聞いていたけれど、我慢出来ないほどではない。私としては告知前の細胞診とバコラの方がよっぽど泣けました。


1番目の手術は9時から。


麻酔の点滴を入れる人がとっても下手で、手の甲に何度も針を差し替えられて悶絶した先、次にある記憶は病室の酸素のコポコポする音と、血栓予防対策の足マッサージ機みたいなもののシュコーシュコーという機械音。



当たり前だけど、何も覚えてません。



その後も、入れ替わり様子を見にきてくれた姑やイトコとペラペラと話したらしいけれど、全く記憶なし。



怖いな、麻酔…。



酸素のコポコポ音の聞こえる感覚が短く感じてきて、18時頃ようやく少しずつ覚醒。


覚醒してきたと同時に気持ち悪さもこみ上げてくる。


目を開けるとグルグル回る感覚があったから目を閉じていた。


気持ちよかったはずのマッサージ機もうっとうしく感じ出す。



そんな中で「お弁当でも買ってきてここで食べましょうか」と相談する、腹減りの叔母とシャルル。




勘弁して。。。(´д`lll)




「さらしなの里のお蕎麦美味しいから二人で食べてきたら?」と私から提案。




二人がいなくなった後、気持ち悪さが倍増。



やばいな、、、、



くるな、、、



ナースコールに手を伸ばそうとしてビックリ。


バカシャルルってば、患側の動かない手の方にナースコールのコードをガッチリくくりつけてくれちゃっている。見事に手が届かない。


しかも、


普段使わない気を使ってBGMを流してくれていたらしく、それが最初小さい音でどんどん音が大きくなってくるクラシック。



室内まさかの爆音。



体動かないし、痛いし、気持ち悪いし、目回るし、爆音流れてるし、ナースコールにもスマホにも手が届かないし 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



泣きそうなところに、担当医M先生がタイミングよく様子を見に来てくれたので、先生に音楽を止めていただく。



M先生笑ってるし。



そりゃそうだ~。



「おすすめのお蕎麦屋さん、おいしかったわよ~」と帰ってきた2人をみて、そういえばこの2人とも病気やら入院とは無縁の超健康優良児だと気づく。動きが制限される人が欲する状況なんて想像できないんだなとあきらめの境地に。



万が一にも私がまた入院することがあったら、その時はこの2人は出禁だなと心に決めました。




叔母とシャルルが帰った後も何度か胃液をリバース。




看護師さんから「痛みどめと吐き気止め、一緒には使えないので、どっちを先に使いたい?」と聞かれた、自分では判断できないのでと看護師さんにおすすめの順番で決めてもらう。



どっちが先だったのか。



両方ともたいして効かなかったと思います。



夜中ものすごい尿意をもよおしてナースコール。



はて?



尿カテ入ってるのに?



どうやらカテーテルの中身が尿溜めボトルに落ちていなかったようで、尿詰まり状態だったらしい(笑)。



そんな小さなトラブルもありつつ、真夜中は痛みと気持ち悪さとの戦い。



明日になれば今より楽なはず。


明後日にはかなり楽なはず。


来週の今頃は家で猫と昼寝してるはず。


頭の中で中島みゆきを口ずさみつつ、明るい明日を想像して、長くて暗い夜が明けました。




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