パソコンを使っていると、どうしても避けられないのが
必要なデータがどんどん増え空き容量が減っていくことではないでしょうか。
不要なファイルを削除したり
アプリが自動的に起動するのを防いだり。
あの手この手を取ってみても
データ量が増え続けることを止めることはできません。
減り続ける空き領域。
募り続けるストレス。
PCを開かないようにすれば
もうこれ以上容量が増えることもないのかも知れない。。
・・・いやそれも違うし。
今回は思い切って、
この空き領域が足りない問題を解決することにしました。
あれこれファイルを削除するのはやり尽くしていたので
物理的に容量を増やすことにチャレンジです。
基本的に基礎知識はまったく持っていませんので、
なんとなくネットで調べながら対応します。
■とりあえず、外付けSSDを買う
「容量を増やす」といえば「ハードディスク増設」だろうと思い、
Amazonで外付けハードディスクを検索。
すると、ハードディスクだけでなく、SSDもヒット。
そういえばもう、ハードディスクをギュンギュン回すだけの時代ではありません。
ハードディスクよりも早くて小さくて軽くて静かなSSDがあるのでした。
お手頃価格のSSDをポチって、この日は終了。
翌日、SSDが来ました。マジで小さくて軽くてびっくり。
名刺入れくらいのサイズで、中に名刺は一枚も入っていないであろう軽さ。
さて、このSSDを繋いでみなきゃいけません。
一応SSDの説明書を読んでみます。PCが高速化しそうなことは書いていません。
接続してみます。Dドライブとして認識はされました。ちょっと安心。
でも、接続しただけで快適さが増すわけではないようです。
拡がったはずのDドライブは空き地のまま、
今日も狭苦しいCドライブで、苦しそうに駆動するPC。
このあとは試行錯誤です。
以下、しばらく失敗例が続きます。
失敗① Cドライブを全部コピーしてみる
対応方法をネットで検索していたら、現在のドライブでなく
新しいSSDのドライブでシステムが起動するようにすれば良い、とあります。
何やらファイルのコピーに便利なフリーソフトが紹介されていますが、
良く分からないので、とりあえずCドライブの全部をDドライブにコピーしてみます。
・・・コピーに半日かかりましたが、結論、無駄手間でした。。
コピーしたって動きません。
失敗② フリーソフトがフリーじゃない
先のサイトをもう一度見てみます。
よく見ると、コピーではなく、クローンを作ると書いてあります。
クローンとは、システムやセグメントごと複製をつくるもので、コピーとは違う模様。
今度は指定されたフリーソフトをちゃんとダウンロードします。
その上で「システムのクローンを行う」という操作をしたいのですが、なぜか操作できません。
アカウント登録が必要かと思い登録しますが、ダメです。
・・・どうやら紹介者がサイトを作成した時点では無料だったサービスが、
現在は有料となっているようです。
試しに別のフリーソフトもダウンロードしてみましたが
肝心の「システムのクローン」は有料でした。
このためだけの出費をする気はないので、他の方法を考えます。
そもそもクローンを作るなんて、本当にやる必要があるのか。
天下のWindowsともあろうものが、
こんな面倒な解決策しか用意していないのか。
いやいや何かあるだろう・・・。
■記憶域をプールする
有りました。
今のドライブが狭苦しいのだから、増設したドライブが認識され
活用されるようになれば、それで良いのです。
天下のWindows。やっぱりそれくらい用意されています。
以下、設定方法です。
① 「Windows」アイコンを選択
② 「設定」(歯車マーク)を選択
③ 「システム」を選択
④-1 「記憶域」を選択
④-2 「記憶域の管理」を選択
⑤-1 「新しいプールと記憶域の作成」を選択
⑤-2 対象ドライブを選択し、「プールの作成」を選択
※選択したドライブのデータは削除されます。注意表示をご確認ください※
⑥-1 「回復性の種類」を選択
※今回はバックアップ目的ではないので「シンプル(回復性なし)」にしました。
バックアップ目的なら、その他の項目を選択します。
⑥-2 「記憶域の作成」を選択
これで設定は終了です。
ドライブの空き領域を確認すると、
増設したドライブの空き領域も加えた数字が表示されていました。
空き領域がありません、の悲しい表示もなくなりました。
しばらくはファイルの整理をしなくても良さそう(整理はしろ)。
いずれまた領域不足になったときは、
同じ方法で記憶域プールを広げようと思います!