紅白歌合戦の出場歌手が発表された。

 相変わらず、氷川きよし、純烈が出場するようだ。この2組は「うたコン」をはじめ、NHKの番組への出演回数が他の歌手と比べて極端に多く、事実上“NHK専属”と呼ばれてもおかしくない状況にある。

 NHKは国民からの受信料で運営されている公共放送である以上、特定の歌手を継続的に優遇するような姿勢は、やめなければいけない。

 特に氷川きよしは、「これからも広布のために、広布のお役に立てるように歌い続けていきたい。それが自分の使命だと確信している」と公言している。彼は、国民を楽しませるために歌っているわけではない。彼の熱狂的なファンや信者が一定数存在するのは事実だが、国民的な幅広い支持を得ているかといえば疑問が残る。彼の攻撃的な性格も垣間見え、好意をもてない人も多いだろう。それにもかかわらず、NHKが誰よりも頻繁に出演させることで、彼を“国民的歌手”として印象づけ、その発言や思想を信じやすい土壌を作っている側面は否定できない。結果として、それが静かな布教活動の後押しになっているとすれば、テレビ局、ましてや公共放送であるNHKが担うべき役割としては不適切である。

 結局、テレビ局はすべてグレーなのか。そう感じざるを得ない。