仕事始めは1月5日からでした。
今年の私の仕事は駅伝じゃないけど、
たすきを次に繋ぐ事だと思っています。
たすきを渡す手前で力尽きたりしないように、
健康に注意して過ごしたいと思います。
いつもお昼を一緒に食べている総務課の女性が、「お昼にしましょ」
と来ないので、「どうしたのかしら、朝はいましたよね。」と尋ねたら
「缶詰になってこもっているようですよ」との事です。
「もしや、年末調整の還付金の袋詰め?」と、チラッと思いました。
でも我が社は去年の7月からやっとお給料もボーナスも振込になった事だし、それはあり得ない、あり得ない。
今は会長となった創業社長は世のサラリーマンお父さんの味方でした。「生活費はお母さんが銀行からおろしてくるもの」と、子供に思わせてはいかん。給料日くらいは、家族から「お父さんありがとう」と声をかけてもらえれば働く励みになるじゃないか。
と言う持論を通して来ましたが、現金を持ち運ぶのは危険だと言う時代の流れには逆らえなかったのです。
聞けば、独身男性や女性には振込は喜ばれたようですが、
お父さんたちには不評だったようでした。
「家に帰ると女房が既にお金をおろしてて、この歳で小遣いを貰って暮らす身になった」
「小遣いをもらう形なので、何故かこっちが頭下げてるんだよ。可笑しいだろ」
ちょっと身に摘まされるお話しですね。
そこでですね、この度多くの男性社員から社長に直訴があったようでした。せめて年末調整だけでも、現金支給にしてくれと。
会社で現金を扱う事は、秘密にして事は進められました。
お父さん社員は、すぐに貰った袋を開いてニコニコ嬉しそうでしたよ。
私は、「お父さん、今日ね現金で年末調整の還付金をもらったの。」
「少しだけど、お父さんにもね」と、夕食後に1万円渡しました。
うちのお父さん「おっ、ありがとう」って喜んでくれました。
我が社のお父さん社員もきっとそんな風に渡して、
奥様の喜ぶ顔が見たかったのかも知れませんね~。