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税理士試験受験生きむきむ@ベンチャー企業

税理士受験、ベンチャー(スタートアップ)と経理の事を中心に書きます。

今回は消費税法の計算について書きます。
書くこと結構ありそうなので、2回くらに分けます。基本は大原とTACを比較していきます。

僕は前回紹介したように、最初は大原で学習を開始し、直前期からTACに通い始め、計算は最終的には一部を除きTAC方式を採用しました。理由は「スピード」の一言です。

大原生で計算のスピード不足で悩む人は多いんではないでしょうか?講師によっては直接転記の方法を教えてくれると聞いたことがありますが、僕のところはそんなことなかったので、どうやって計算のスピードをアップするか色々試行錯誤しました。むしろ5月6月はこの試行錯誤に充てた時間はがかなり多く、学習内容よりこれに費やした割合が多かったと思います(`・ω・´)ゞ

この時間かなり無駄だったので、同じ悩みを持つ人の参考になれば嬉しいです。


【大原とTACの違い】


〇解答手順

 これはネットなんかを見ればよく書かれていますが、大原は仮計表という税区分ごとに分けた表を計算用紙に作成し、そこに一度金額を転記したうえで解答用紙に転記するのに対し、TACは解答用紙に直接転記していきます。

 仮計を作るメリットは
・自習しやすい
・税区分判定だけに集中できるので、読み飛ばし等のミスが減る
・作成中に間違いに気づけば修正ができる

 一方のデメリットは
・時間がかかる(同じ金額を最終的に解答用紙に書くことになる)
・転記するまでは区分修正ができるので、後から見返すことができ、分からない問題に無駄に時間をかけることがある

昔は納付税額まで合わせられるかが勝負で、問題量も多くなかったので仮計表を作成して問題なかったようですが、最近の本試験は解けない問題用意されてますし、量が多いのでいかにに基礎点を取りこぼさず全体的に解答できているかの方が重要です(だと言われています)。その点を踏まえると仮計表を丁寧にを作るというのは僕は止めた方がよいと判断しました。合格者のブログなんかを読むと「仮計つくっても時間余った」という人いますが、それは昔の話だと思います。

仮計作って時間が余るというようであれば、それなら仮計作らずにスピードアップを試みて、さらに余った時間で理論を充実させた方がいいんじゃね?と思います。

ただ、上記は原則計算の場合で、簡易や国等は解答用紙のスペース取りが難しく、解答時間が原則に比べて短くて済みます。また、まだ見たことのない解答用紙形式の出題への対応力も考えたり、同じ問題を何度もとくには仮計が優れてたりしていたので、自習時は仮計のみをひたすら作成していました。

直接転記の際にコツは次回書きます。

〇課税売上高
 大原は
  1)課税売上高 6.3%
   a)
   b)返還
  2)課税売上高 4%
   a)
   b)返還
  3)課税売上高 0%
   a)
   b)返還
  4)非課税
   a)
   b)返還

みたいに細かく区分を分け、どの項目に何を書いているのか丁寧に書きます。

 TACは
  1)課税売上高
   a)
   b)返還
  2)非課税
   a)
   b)返還

に項目をまとめます。どの金額をどこから転記する(されているのか)少しわかりにくいですが、、、一言、早いです。上に書きだした項目数だけでもTACが書く料少ないことは分かると思いますが、それだけに留まらず電卓を叩く回数も減ります。また、課税売上高の返還は先に税額控除額を計算して、それを使いまわすので効率が良いです。

〇売上返還(売上/売上割合)

 例えば税率が8%(国税6.3%)で108,000円の売上返還があった場合の課税売上高から控除する金額の計算方法は

大原) 108,000 × 100/108
TAC) 108,000 - (108,000 × 6.3/108) × 80/63

とそれぞれなります。大原は実務的な処理、TACは条文(本法)に忠実な処理だったかと思います。端数違いますが、あまり大きな問題ではないのでいずれでもよいかと思います。TAC方式にトライしはじめた当初は、大原の方が計算しやすく思っていましたが、先に書いたようにTACの()で囲った部分は売上返還の税額控除として先に求め、それを転記すればよいだけなので格段に速いです。例では1回の取引しか書いてないので伝わりにくいかもしれませんが、拾う金額が増えれば増えるほど大原方式は二度手間感がぬぐえません。


〇原則課税

 大原方式は税額控除欄を

1個別対応方式

 a)課のみ
 b)非のみ
 c)共通

2一括比例配分方式

と分けて転記しています。仮計表を予め作成しているので、全額控除になれば転記開始時で方向変換することができます。また、どの区分にどれくらい数字を転記するかもわかっているので、スペースの取り間違いなどが発生しません。

 対して、TAC方式は

1)区分経理とその税額

 a)課税売上対応
 b)非課税売上対応
 c)共通対応

2)個別対応方式
3)一括比例配分方式

と分けます。これは、解答用紙に直接転記していくため、全額控除となった場合を想定し、転記段階と税額計算段階を分けるためこのようになっているのかなぁと思いました。また、次回に書きますが、直接転記をうまくやるためにはこの区分の方が都合がよいということもあります。

(次回へ続く)