階段から転落した後のこと | りぼんの日記

りぼんの日記

ある日夫が突然失踪。その原因は脳腫瘍(悪性リンパ腫)でした。わずか2ヶ月の闘病生活を経て2022年9月10日53歳でこの世を去りました。夫の闘病の記録と残された私と3人の娘の今を綴っていきます。

2019.12.14深夜

階段から転落して病院に入院した私


2019.12.27

退院して自宅療養がスタート



2020年に入ってすぐコロナが蔓延し始めて

入院や面会が制限されるようになりましたが

その前に退院できたので

本当にいいタイミングで自宅療養になりました。



その後の自宅療養中の夫は

生活も何もかも非協力的で

パワハラ、モラハラも

それはまぁー酷いもんでした。



思い返すと、コロナ禍になってから

夫の暴言が酷くなり、毎日傷つけられて

「何でこんなに傷つく事ばかり 

言われないといけないんだろう」

と思っていました。

私も体調が悪くて

敏感に反応してしまうため

夫と同じ空間にいることが嫌すぎて

いつ頃からか自分の寝室で食事をするようになり

夫がリビングにいる時は

自分の寝室にこもるように。



私はその後リハビリを重ねて

2020年4月に職場復帰するも


コロナ禍で学校を始め

あちこちが休みになっていた時期と重なって

小学生以下の子どもがいる人は

特別休暇が取れることになり

ありがたく休ませてもらいました。


収入が減るのが怖くてかなり無理をして

復帰した私にとって

特休が使えることは本当にありがたく

まさに渡りに船状態だったのです。



その頃の夫は

介護施設の管理者として勤務しており

コロナ禍で神経をすり減らしていたよう。

家の中でもコロナに対して過敏に反応し

大雑把な私や子どもに対して

とても神経質なことを要求していました。


2021年の冬から春にかけて

夫は食欲が減り、自室に籠るようになり

様子が変わってきました。

コロナ禍で施設内にいる時間が増え

職場で女性従業員が他者の悪口を言っているのが

しんどいと言っていました。



2021年6月

コロナ対応と悪口の嵐に耐えきれなくなった夫は

配送業に転職。

自分のペースで仕事ができて

他者と交わることが少ないのは氣が楽だと

言っていました。



私はというと

階段から転落した傷は

月日を追う毎に良くなっていきましたが

更年期障がいは更に重症になり

2021年9月

ついに全く起き上がる事が出来なくなり

仕事を休職することに。



2022年1月末

とても復職出来る状態ではなくなり退職。

夫には退職した事を言えず

この先の自分の人生どうしよう?

と、今後の身の振り方を考えるように。



2022年春頃から

徐々に身体が回復してきて

時々外出も出来るように。

軽い仕事なら出来るかな?

と思い始めていた矢先の


2022.6.27

夫の脳腫瘍が発覚

最期まで夫に寄り添う事を決意



2022.9.10

夫が永眠

夫婦で無職になり、大変なこともありましたが

夫の闘病中はそれだけに集中できたし

何より

最後まで夫のそばにいることが出来たので

ここまで本当に全てのタイミングが

噛み合っていて天の采配に

とても感謝しています。




この4年間の間に

こんなに大きな出来事が起こり

人生がガラッと変わってしまうなんて…

ましてやこんなに早く夫を亡くすとは

思ってもみませんでした。



人生何が起こるか分かりませんね。