転居して思うこと | りぼんの日記

りぼんの日記

ある日夫が突然失踪。その原因は脳腫瘍(悪性リンパ腫)でした。わずか2ヶ月の闘病生活を経て2022年9月10日53歳でこの世を去りました。夫の闘病の記録と残された私と3人の娘の今を綴っていきます。

転居してもうすぐ2ヶ月。



引っ越して大体の生活は快適になってきたけど

やたらと救急車のサイレンが聞こえて

ちょっとしんどい…😓



前の家は大通りから割と中に入った住宅街に

あったので近くに来ないと聞こえなかったが

今のマンションは大通りに面した建物で

窓は路地側にあるので大丈夫かと思っていたが

やはり大通りが近いとよく聞こえる。

しかも都会は出動回数がやたらと多い。



救急車の音を聞くと

夫が最後に運ばれた日の事を思い出してしまう。



私は4年前体調を崩していた時に

何度か自宅から救急車に乗ったのに

その事よりも

夫が動けなくなって救急車を呼んだ

あの昨年の8月末の事ばかり思い出して

嫌になる…



それでも7月に転居しておいて

良かったと思うのは



夫の異変が分かった直後の夫の介護の事…

夫が家で最後に過ごした1週間の出来事…

夫が亡くなった後絶望の中で過ごした日々の事…

13年暮らした家のあちこちに残る夫との思い出…



あの家にいると沢山の出来事を思い出して

身動きが取れなかっただろうから。



特に夫が最後に家で過ごした1週間と

亡くなった前後の時を

同じ家で過ごしていたら

今のような日常生活は送れていないと思う。



家を手放してしまったことは

夫にも娘にも申し訳ないと思うが

転居して新しい環境で生活する方が

精神的にははるかに楽です。



救急車の音を聞くのは胸が苦しいけど

一周忌をあの家で迎えなくて本当に良かった…


今はそう思っています。