一周忌法要を終えて | りぼんの日記

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ある日夫が突然失踪。その原因は脳腫瘍(悪性リンパ腫)でした。わずか2ヶ月の闘病生活を経て2022年9月10日53歳でこの世を去りました。夫の闘病の記録と残された私と3人の娘の今を綴っていきます。

先日

夫の一周忌法要を行いました。



夫の実家は義父が亡くなって以降

親戚付き合いをしないと決めていたようで

(これまで義実家も色々あったんでしょうね…

嫁の私は🙈🙊🙉です)



夫の葬儀の時もそれでちょっと揉めましたが

夫の一周忌法要は親戚も親しい方も一切呼ばず

私と3人の娘と義母と義姉で行いました。




長いことお世話になったお寺さんも

住職さんが代替わりされてから

お金をかけずに簡素に供養される方向へ

シフトされたようで



以前のように沢山のお花とお供え物を供えて

というのはなくなり

少しのお花と大きな台の上に夫の骨壷を

ちょこんと乗せての法要で

供養代が随分減った分

とても質素だったので

気持ちちょっと淋しかったです。



物よりも心のこもった供養が出来れば

それでいいかな照れ




一周忌法要を迎えて

この度、夫のお骨をお墓に納骨しました。




随分と悩みましたが

7月に転居したことがきっかけで

新しい生活が始まることだし

このタイミングで納骨しようかな

と自然に気持ちは決まりました。



それでも周りに納骨する事を言ってしまうと

もう後戻り出来ないと思う気持ちから

ギリギリまで口に出せませんでした。




夫の死後、骨壷を直視する事ができず

ひっそりと仏壇の脇のあまり見えない所に

置いていましたが

法要の3日前、夜中に

1人で夫の骨壷を抱きしめて

夫と話しをしてたくさん泣きました。




夫が

現世で形ある状態で残っている最後のものだと

思うと離れ難い気持ちになりましたが

もう決めた事だし


この一年、私の身に

夫は繋がっていると思わせてくれる

出来事が多々あり

私はここにいても夫の魂と繋がっている

と思うことが出来たので

「あちらでまた会おうね」

と伝えて納骨しました。



帰宅後、お骨のなくなった仏壇を見て

「やっぱり寂しいな…」

と思いましたが

(結構往生際が悪いワタシあせる



今度から月命日にはお墓に会いに行きます。




ここまで本当に長い長い道のりでしたが

何とか一周忌法要まで過ごすことができて

少しホッとしています。