腰の低い医者に出会った。

日本で病院にかかるときは待ち時間の割に診断の時間もたいして取られず医者もあまりこちらの聞く耳を持たないようなケースが多い。

某国の健康診断で検診で日系人の医者に対応してもらったが、とても丁寧に営業マン並のスマイルで対応してもらった。

健康診断の問診とは思えないほど時間をかけてくれ、いろいろ丁寧に説明してくれた。

日本の健康診断の検診なんかあってないようなものだ。

この違いはなんだろう?

 

一つは実際に医者も営業マンなのではと思う。

日本の医療は大概7割保険適応である。利用者は3割負担でよく(高齢者は1割)、身銭を切る感覚が薄い。

今回某国でかかった医院は私立病院であり、某国には税金でまかなわれる全額無料の公共病院もあるのだがそことは別だ。

なので利用者は全額自費負担、もしくは民間保険に入り一部または全額補助を受ける。

全額自費負担はもちろん、勝手にもってかれる税金と違い身銭を切る感覚のある民間保険に入って診察を受けるならば病院選びは慎重になるだろう。だって高いお金払って高圧的な医者から不快な診療を受けたらすぐ別の病院に変えたくなるから。

某病院では健康診断でアメニティをくれたり、朝食が充実してたりとサービスが良かった。

某国の税金払ってるのに無料の公共医療があまり充実していない(らしい)という現状もあまり良くないが、

私立病院で身銭を切るからこそ高いサービスを受けられる(=ちゃんと健康診断が治療・予防につながる内容)のは結果的に充実していると思う。

 

2つめはブラジルという国がそこまで時間に焦っていないように見える。

日本人はとにかく時間がなく常に急いでる。タイムイズマネーという感じで、医者だって一人当たりの時間を減らせばそれだけ多くの客をいれられて稼げるからさくさく問診を終わらせる。

一方で今回の健康診断は問診だけでも1時間弱してるんじゃないかという長さ。

私立病院なので公共病院と比べ客が少なく一人一人に丁寧に対応できるというのもあるが、

そもそも某国国民性が、日本人的に忙しくないように見える。

まあでもこれは某国・日本人の国民性とかでなく、単純に忙しいかどうかの違いであるかも。

日本人はとにかく仕事を詰め込むし、人材も不足してるし(東京はあんなに過密なのに)。

 

今回の私立病院、診察料は日本と比べるとそこまで高くない。自費負担だとしても割と良心的な気もする。

それでいて診断をあれだけ時間とってやってくれるとなると、医者の給料は大丈夫なのか?と思う。

ChatGPTで調べたところによると、やはり日本よりかは低そうだ。

なので医者側のメリットは低い。

 

ただイチ患者としては丁寧に検診してくれることで、病気の治療や予防につながる確率が高くなるので満足度は高くなる(そりゃ向こうも儲けたいからいっぱい診断書を書くみたいなのもあるけど)

幸福度という観点でいうとお金<満足度ではないかなと思うのだけど。

客が不信感をもって医者にかかるのと、信頼感を持って医者にかかるのとだったら、医者も患者も信頼をお互いに築いて気持ち良くできるのが良い気がする。

というか信頼関係が築けてないから、価値をお金に走るのではと思う。

 

あと医者がとてもニコニコしてて、別にそこまでニコニコしなくて良いのでは、

中身十分言ってくれてるし真顔でも大丈夫ですよと心の中で思ってたのだけど、あの人がなぜニコニコしてるのかを考えてみる。

仮説①緊張しているんじゃないか。慣れない母国語でない日本語で対応してくれて、文化の違いもありどこで気を損ねるか分からない日本人(しかしお金はもっている)、最大限気を使わないとお客を失う心配がある。ブラジル人患者に対してあそこまでニコニコせずもっとナチュラルにニコニコ接しそうな気がするし。

仮説②ニコニコすることで気分を盛り上げて自分も楽しくなろうとしている

仮説③場の雰囲気をよくするため(相手に好印象をもってほしいため)にニコニコしている、相手への気遣い。私が比較的若い女性、海外での検診に緊張しているかもしれないという気遣いからあえて楽しそうに振舞ってくれている。

仮説④ひろゆきみたいに相手を軽く見てるのでいつもニヤニヤしている(余裕を見せる態度)→それはあまりなさそう

②③はChatGPTに提案してもらった。

③は自分でもやるのでなぜそのアイデアが抜けていたのか。③は心理的安全性があるところではやるけどそうでなければやらない。そもそも笑顔って自然にできるもの以外では疲れる。自然無しでやるのは疲れる。心理的安全性というのは環境もあるけど本人のメンタリティによるところも大きいと思う。

おそらくほどほどニコニコしてるのは②③、過度なのは①。仮説でしかないけど…