前回、レッドシアターの記事でお笑いブームが終わったと書きましたが
それについてちょっと考察していきましょうか。
まぁ5年以上持続しているものを一過性のブームと呼ぶのは疑問ではありますが
最近は確かに下火気味ですし
ブームだったのかもしれませんね。
まず今回のお笑いブームが来るまでの流れを振り返って行きましょう
90年代後期、ボキャブラブームで人気を博したのが
ネプチューン、爆笑問題、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)、U-turn(土田さんのコンビ)
TIM、X-GUN、フォークダンスDE成子坂、BOOMER、デンジャラス、パイレーツ、ジョーダンズ
Take2(東MAXのコンビ)、金谷ヒデユキ、アニマル梯団(現・モンキッキーとハッピハッピー。のコンビ)、
底ぬけAIR-LINE、男同志(江頭2:50のコンビ)、坂道コロコロ、ノンキーズ、プリンプリン、つぶやきシロー
松本ハウス(現・JINRUI)、出川哲朗、山崎邦正、幹てつや、アリtoキリギリス(石井さんは俳優としても活躍)
スマイリーキクチ、ブラックパイナーSOS、モリマン、アンジャッシュ、アンタッチャブル、野性爆弾
あまりボキャブラのイメージはあまり無いが
ロンブー、ココリコ、よゐこ、オセロ、極楽とんぼ、キャイ~ン、オアシズ、ホンジャマカ等も出演していた。
今で言うレッドカーペットだなぁ、同じフジで審査員席のセットもレッドカーペットとかなり似たものだったし。
このブームは2000年ごろまで続き
そこから一気にお笑い氷河期に突入した。
2001年は売れた芸人で言うと、三瓶くらいか?「三瓶です」というギャグでブレーク。
まだ東京NSCで、ロバートやインパルスはもちろん品川庄司も森三中も売れてなかった時期なので
東京NSC生で一番最初に売れたのが三瓶という事になる。
元々、フジテレビの深夜番組「BACK-UP!」というおすぎとピーコの番組がキッカケでブレークしたのだが
番組名の通り売れそうな若手をバックアップしていいともにゲストとして送り込もうという内容の番組であった。
(この番組には他にスピードワゴン、安田大サーカス、オジンオズボーン、ランディーズ
飛石連休、さくらんぼブービー、劇団ひとり、Bコース等が出演して押されていた)
2001年は大体これくらいですね。
2002年、まだお笑い氷河期時代である。
この年はテツandトモ等がめちゃイケでコーナー持ったりして、徐々に人気が出始めていた頃じゃなかったかな。
めちゃイケで2002年の2月2日に第4回笑わず嫌い王決定戦が放送されて
そこに期待の若手として出演していたのがくりぃむしちゅー、さまぁ~ず、中川家、おぎやはぎ、テツトモ等
テツトモは岡村さんにハマり、めちゃイケで岡村さんとテツさんが顔芸対決で定期的にコーナーを持つ位であった。
その年末にM-1グランプリに出演したのがキッカケで人気が出てきて翌年には流行語大賞を受賞した。
2003年。テツトモの勢いに乗れとばかりに同じ歌ネタの「はなわ」が
佐賀の歌をこの年にCD化してオリコン9位に入るヒットで売れ始める。
同じ年にはダンディ坂野や長井秀和など「ゲッツ!」や「間違いない!」のフレーズで人気を博す
テツトモ、はなわ、ダンディ、長井さんあたりは全員オンバト芸人なので
ボキャブラブームが終わり、オンバト芸人が台頭してきて
次の新しい風が吹いてきたのはここらへんじゃないでしょうか。
要するにブームの到来だ。
何組もギャグなどでブレークし始めてここから次は誰が売れるんだ?みたいな空気が漂ってきていた。
そこにきて03年にエンタの神様放送開始
初期のエンタは、ネタ番組ではなく、全般的なエンターテインメントショーの番組で
モー娘、ガクト、ZONE等が歌を披露したり
世界の衝撃映像を流したりする番組で
たま~にお笑いのネタも挟む程度だったが
お笑い関連の時だけ瞬間視聴率がよかったらしく徐々にお笑い一色になっていく。
要するにこの年がお笑いブームと呼ばれていた物の基準点でいいと思うんだよね。
2004年にはエンタの神様くらいにしか出演していなかった波田陽区が流行語大賞を取る事になる。
ボキャブラブームまで若手お笑いと言えばフジだったが
ここらへんから日テレが独占していく形になっていく。
そこに入って行けと言わんばかりに、
翌年2004年にテレビ朝日が「笑いの金メダル」を放送開始する。
この番組は、初期はトーナメント形式でネタで芸人を対決させて
誰が金メダル(1等賞)を獲得するか?というコンセプトの番組だった。
(後期はトーナメント制廃止で、バラエティ色が強くなるのだが)
一番最初のトーナメントの最終決戦はアンジャッシュVSカンニング(コンビ時代)でアンジャッシュが優勝していた。
実際この番組に押してもらって人気になった若手も多い。
(カンニング、アンガールズ、タカアンドトシ、ペナルティ、ヒロシetc.)
小島よしおもこの番組の最終回直前に出演してyoutubeで検索ランキングが急上昇して
世界5位になった事で一気に人気になった。
しかし、この番組放送は3年ほどで2007年に打ち切られてしまう。
そこに来てフジが巻き返せと言わんばかりに2007年にレッドカーペットの放送開始。
TBSも特番の単発番組として定期的に放送していた「イロモネア」をレギュラー化するなどして
ブームの促進を図っていった。(あやかって行ったの方が正しいか?)
忘れてはいけないのがM-1グランプリ。
M-1も初期~中期は数字が9~12%あたりで停滞していたのだが
2006年くらいから急に全国的視聴率が20パーセント近くまで上がって話題になって行った。
「ぐるナイ」でもおもしろ荘という若手を発掘する企画が2007年からひっそりと始まり
オードリー、小島よしお、ジョイマン、ハライチ等を発掘して行った。
レッドカーペットは、元々「発掘あるある大辞典」が、
納豆を食べれば痩せるという捏造の放送をした事により特番として急遽作られた番組なのだが
それが定着して行ってレギュラー放送になった。
要するに発掘あるある大辞典のスタッフが捏造しなけりゃ
レッドカーペットもレッドシアターも無かったって事だよね。
まぁそのレッドカーペット・レッドシアターも2010年に終わってしまい
大体7年前後続いた長い長いお笑いブーム(ネタブーム)も終焉を迎える事になる。
でも前回のボキャブラブームから3,4年位でお笑いブームが来たわけなので
次が来るのも意外と早いかもわからんね。
と言う訳でした。以上。




