能登国一宮 縁結びの社 気多大社 | 北陸の神社仏閣、温泉紹介

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気多大社 石川県羽咋市寺家町ク1−1

 

能登国一宮

 古くから北陸の大社として知られ、歴代の領主からも手厚い保護を受けてきました。

 

御祭神 大己貴命(大国主命)

 大己貴命が、出雲から舟で能登に入り、国土を開拓したのち守護神としてこの地に鎮まったとされます。

 また、出雲から300余りの神と共に降臨し、大蛇を退治したとの逸話も残っております。 

 

 

気多の由来

 日本海沿岸の島根県から新潟県にかけて「気多」や「居多(こた)」の名が広く分布しています。新潟では「気多」のことを「居多(こた)」と呼びます。

 

 古代期に、この地に「気多」という名で結束した政治的な連合体が存在し、共通の神として「気多」を名乗る宗教的な動きがあったのではないか、その連合体は後に消滅するが「気多」の名は残った、との説もあります。

 

神門 国指定重要文化財 

 

 

拝殿 本殿 国指定重要文化財

御祭神 大己貴命(大国主命)

 

 大己貴命(大国主命)は、少彦名命と共に国造りの大事業を手掛けました。

 「古事記」「日本書紀」の因幡の白兎伝説では、白兎を治療したことから医学・薬学に精通していたことが記され、それを各地に広めていったとされます。

 また、6柱の姫神様と結婚され、181柱もの子供がいたといわれていますが、そこから大己貴命(大国主命)は戦争により領地を広げていったのではなく、婚姻という平和的な手段で領地を広げていったともいわれています。

 

 

若宮神社 国指定重要文化財

 御祭神 事代主神

「古事記」「日本書紀」の出雲国譲りの場面で、父の大国主命とともに登場します。

 また、事代主命が「釣りを楽しんでいた」ことから、海の神・豊漁の神の「えびす様」と同一神とされ、商売繁盛の神様として崇められています

 

 

白山神社 国指定重要文化財

 御祭神 菊理媛神

 「日本書紀の一書」に、喧嘩するイザナギ尊とイザナミ尊の仲を取り持ったことが描かれており、そこから縁結びの神様と言われております。

 

 

 

奥宮 遥拝所(奥宮は入らずの森内にあります)

 御祭神 須佐之男尊 奇稲田姫命

 高天原で暴れたため出雲に追放されますが、出雲ではヤマタノオロチを退治し、奇稲田姫を救います。そして奇稲田姫と結婚し、須我の地で幸せに暮らします。

 

 

楊田神社(やなぎだ神社)

 御祭神 軻遇突智命(かぐつち命)

火の神です。「古事記」には軻遇突智命(かぐつち命)を産んだイザナミ尊はやけどをして死んでしまいます。悲しんだイザナギ尊は軻遇突智命(かぐつち命)を殺してしまい、殺された軻遇突智命(かぐつち命)の血から様々な神が誕生するという逸話が描かれています。火は私たちに効用と災厄の二面性があることを伝えていると思われます。

 

太玉神社

 御祭神 太玉命

 「古事記」では、岩戸に隠れた天照大御神を岩戸から出すための策が良いかどうかを占った神として描かれています。そのことから占い・祭祀の神様として崇められています。

 

 

菅原神社

 御祭神 菅原道真公

 平安時代の貴族で、学者、政治家として活躍します。そこから学問の神様として信仰されています

 

 

奥津島神社

 御祭神 奥津島姫命

 「古事記」「日本書紀」に天照大御神と素戔嗚尊の誓約で生まれる3柱の女神の1柱として描がかれています。弁財天と同一神とされ、財宝の神として崇められています。

 

養老の大黒象

 大国主命と大黒様は同一神とされています。

 

 

 

入らずの森 入口

 

 

手水舎

 

 

 

 

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