足羽神社(福井市足羽1-8-25)
福井県最古の歴史を有する神社で、御祭神の継体天皇は、歴代初の地方出身の人間が天皇に即位するという異例の経歴の持ち主です。
継体天皇について 日本書紀より
第25代天皇の武烈天皇が崩御され、武烈天皇に子供がいなかったため、天皇の後継者が無くなり大和政権の王統が途絶えそうになります。
慌てた大連らが、越前の国に第15代 応神天皇の五世孫である男大迹王(ヲホトノ王)がいることを見つけだします。大伴金村の率いる大連らはヲホトノ王を越前まで迎えに行き、固辞するヲホトノ王を説得し、第26代天皇 継体天皇として即位させたとあります。即位時の年齢は57歳であったといわれます。
日本書紀にはそのように記載されていますが、真実は、越前の豪族による新王朝の設立であったのかなど様々な憶測が生まれ謎の大王と呼ばれています。
継体天皇像
足羽神社(福井市足羽1-8-25)
ヲホトノ王(後の継体天皇)が越前平野の治水事業をされた際、事業の安全を祈願して宮中の大宮地之霊を祀ったことが起源とされています。
また、越前から第26代天皇として即位をされるため、大和へ旅発たれる時に、「末永くこの国の守り神とならん」と、自ら建立した宮に、自身の生き御霊(いきみたま)を鎮めて行かれたともいわれています。
手水舎
境内にある「しだれさくら」桜の名所です
高台にあるため福井市内が一望できます。
足羽山の山頂古墳
天魔ヶ池
羽柴秀吉が天魔ヶ池を中心に陣を構え、北ノ庄城に籠城する柴田勝家を攻め、北ノ庄城は落城します。柴田勝家とお市の方は自害します。
天魔ヶ池の名前の由来
空に天蓋(※仏像の頭上にかざす蓋(きぬがさ)のこと)が掛かり、寺宝院の僧が祈祷でその天蓋をおろしたあります。そこから「天蓋ヶ池」となり「天魔ヶ池」と呼ばれるようになりました。
北ノ庄城跡 柴田神社
(福井県福井市中央1丁目21−17)
福井駅の近くに柴田勝家の居城であった北ノ庄城跡と柴田勝家とお市の方を祀る柴田神社があります
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