[エッセイ・4]:「えっ」。開いた口が塞がらないとはこのことか。目の前には、「秋の味覚」と謳われている。
サンマ二匹、900円。如何贔屓目に見ても、やせ細ったサンマだ。サンマ自体が白いトレーの上で申し訳なさそうにしているように見える。
厚生労働省が先日に公表した国民生活基礎調査。調査は2025年7月時点。その調査結果と内閣改造のニュースを見ながら、また黙ってはいられなくなった。
3年に1度の調査だそうだが、子供がいる世帯で「生活が苦しい」と回答したのは61.5%。母子世帯では82.1%とある。ちょっと待ってよ。高齢者世帯はどうなっている。年金世代はどうなっている。
有りました。「生活が苦しい」と回答した高齢者世帯は52.1%とある。子供がいる世帯や母子世帯よりも「生活が苦しい」と回答したのは少ないとある。そんな馬鹿な、ごまかしだ。
所得状況を見ると、一世帯当たりの総所得は、子供がいる世帯で857.3万円。母子世帯で345.3万円。高齢者世帯で336.3万円だ。母子世帯と言うからに、子育てをしていて経費が掛かる。だけど高齢者世代だって、疾病のために医療費、介護費等が現役世代よりも余計にかかる。
しかも、高齢者世帯の41.3%は年金、恩給のみの収入となっている。所得と言えば当てに出来る物は年金、恩給等だ。元気なうちは少しでも収入を得たいと70歳越えても働いている妹、弟を見ていると、腹立たしくも、情けなくもなる。79歳に近い小生も足腰立つなら働けってか。
500万円までは所得隠しも許される、禊は済んだと勝手に言う政党もあれば、あたかも当選すれば俺は王様、選挙民に選ばれたのだ、パワハラもセクハラも許されると錯覚する輩も居る。俺は知事だ、市長だと威張り散らすことしかできない政治家に何が出来る。
一体、この国の政治家は何処を見て、何を見て国民を守る、住民を守ると言っているのか。内閣改造だと聞こえは良いが、マスコミの一部が伝えているように自己保身だけの政治はいい加減止めて呉れ。
政治家に問う。大学までは学費無料、生まれ来る子供に責任は無い。子育ては国と国民が責任を負う。医療費も介護費も全世代無料。地方の再生等々。そういう課題、解決すべき目標を幾つか念頭に置いて、何を如何すれば良いのか、スケールを置いて一つ一つ本当に考えた事って有るのか。
小生は、サンマ二匹、900円。買えるハズも有りません。腹の足しにはなりませんが、小さな庭で、プランターで秋ナス、ピーマン、ニラ、丘ワカメ、大葉シソの収穫に喜んでいます。
今年初めて収穫のブドウ、巨峰の収穫です。秋の味覚だと言うのに、桃一個500円。ブドウ一房1200円、リンゴは昨年物で一個250円、栗もトウモロコシもサツマイモも昨年より1,2割高。この物価高を解決するために、真剣に考えて呉れる政治家は何処にいるのだろう。一時の高値に踊らされた米生産農家に、誰が責任を負うのだろうか。



