[エッセイ・3―その2]:陸前高田市を過ぎ、大船渡の碁石海岸入口駅で高速バスを降りました。入口とあってスマホで確認もせず歩きだして、行けども行けども岬が見えません。途中、岬に行く道を間違えていないかと二度、三度地元の方に聞く始末でした。

 海岸沿いにアップダウンの多い道で、年寄3人が凡そ1時間歩いて、やっとに岬の食事処到着でした。周りを見れば何方も車です。移動に自家用車です。年寄3人、碌に調べもせず歩いて十分もすれば岬と判断したのが大間違いでした。

 凡そ4キロ近く炎天下を歩いたのですから草臥れるのは当たり前です。45分近く昼食と休憩を兼ねて時間を取りました。   

 それから、灯台前等で記念写真を撮り、海と松原を散策しながら小生の処女作「サイカチ物語」に、この碁石海岸青少年キャンプ場に泊まる高校生、少年少女5人が出てくる、朝には海に上る朝日を見ることが出来ると二人に説明しながらインフォーメーションセンターまで約1キロを散策しました。

 「サイカチ物語」を書いた時の頃とインフォーメーションセンターは大きく変わっていました。何時にても手ぶらで来てキャンプができる、キャンプに必要な食器類、食材等を揃えています、との表示一覧が無くなっていました。 サイト毎に供えられた水道、炉の設備の外に、共同の調理場、入浴室、大きな駐車場はそのままありましたが、時の移り変わりに淋しさを感ぜずにはいられませんでした。

 センターの職員に訪ねもしましたが、待つ時間等からタクシーに頼らず来た時と反対周りに碁石海岸入口駅まで戻ることにしました。 近くに椿館がある、途中に名勝、穴通し磯が有る等の情報も頂いたのですが、知っているとも以前に来たとも言わず、また何処にも寄らず、反対周りの方がアップダウンが少ない、整備された大きな道だけだ、分り易い道だとお聞きしてまたまた歩き出しました。

 

大船渡温泉の在る丸森駅に辿り着いた時には大雨が降っていました。歩いている間は雨が落ちて来なかったのは幸いでした。  夕食時に、妹に今日一日18000歩だよと言われて、小生の歩測は一歩が67センチ、凡そ12キロ歩いたかと計算しました。

アップダウンがきつかった、疲れた1日だったとの感想でした。